JAZZへの誘い(いざない)vol.1

JAZZって何だ~        


ひとくちにJAZZと言っても、その有り様はその姿や形において様々です。JAZZZ好きの人は多く見かけますが、どのアーティストのどの曲が好きか?なぜ好きか?と問いても その答えは様々で百家争鳴です。自分自身は40歳前ににサックスフォンを買って、

習い始めてから、(練習不足でなかなか上達しませんが…)沢山のアルバムを買い集めて深く聴くようになりました。特に若い頃は JAZZはうす暗い空間でウイスキーグラスを片手に煙草を燻らしながら聴くもんだと勝手に思い込んでいたものです。。

 但し 学生時代に先輩のアパートの部屋で聴いた ジョンコルトレーン(サックス)の「BALLADS」バラードというアルバムには心を奪われ、痺れました。

私の生まれ育った東京都下の吉祥寺では 今でも営業を続けているファンキー、

メグ、サムタイム(ライブハウス)などのジャズ喫茶に高校生の時分によく出入していたのですが、それは音楽を聴くためではなく、珈琲を飲んで友人と会話するときのBGMという位置づけの音楽でした。

改めてJAZZって何だ?の副題に戻ります。楽器を手に取って 練習を重ねて徐々に分かっていくことですが、JAZZを音の仕組みや裏拍子、アクセントのつけ方、リズムパターンといった音楽的な形式によって 明快に定義できれば便利なのですが、なかなか複雑なうえ 加えてJAZZの機能のひとつにアドリブ(即興演奏)があります。しかしながら これらはJAZZの魅力の全てをカバーするわけでもなく、またJAZZはSWINGする音楽だという言われ方もしますが、ノリの世界~SWINGとは何だ?これまた定義づけするのは難しいように思われます。

ひとつ言えることでJAZZは黒人音楽の中からアメリカで生まれて、年代と共に変化してきた音楽ではあります。

黒人音楽のブルースを基本として、特に20世紀初頭のニューオリンズのJAZZはそれまでのブラスバンドのマーチやブルースに即興演奏を組み合わせたもので、例えばレイチャールズの伝記映画「RAY」のブラスバンドの「聖者の行進」のシーンに当時の面影を見ることができます。

日本のジャズシーンは戦後になりますが、進駐軍クラブから、原信夫、ジョージ川口、小野満 渡辺貞夫 秋吉敏子ら後に名を成すジャズメンが育っていきました。前述したコルトレーンの次に アルバムを買い集めて聴き入ったのは トランペット奏者のマイルスデイビスでした。

次回はさらに深堀して ジャズボーカルやボサノバなどを紹介したいと思います。

※お断り 本文中の人名は謹んで敬称略としております

L河田弘昭

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