6月のトーハク巡り

緊急事態宣言を受け上野の美術館も全館閉館となりましたが、緩やかに解除され緊急事態宣言解除前に美術館は入館が可能になりました。

さて、6月のトーハク巡りの様子をお伝えいたします。

外出しづらい昨今ではありますが、博物館へ行ったかのようなお気持ちになっていただけますと幸いです。今回は作品とその解説もお付けいたします。

一階本館を入って右にある仏像コーナーの奥正面に鎮座する阿弥陀如来坐像です。

館内には鳥獣戯画展の開催に合わせ動物巡りというイベントが開催されております。各コーナーにて動物の作品がところどころ随所で待ち構えております。

こちらは陶芸コーナーにあった狸の置物

こちらは近現代の美術のコーナー

川合玉堂が描くアヒル

こちらの大屏風、今回は横山大観の五柳先生でした。

続いて2階へ移動。国宝室横の愛染明王坐像。動物巡りにもカウントされております。頭上の獅子が大迫力です。

最後に国宝コーナーのご紹介です。こちらのコーナーで国宝が鑑賞できます。1年で14回の展示変えが行われます。

今回は、一遍上人絵伝として有名な、一遍聖絵です。

一遍といえば、踊念仏で有名な時宗の開祖です。多数の人が念仏を唱えながら踊り,三昧の境地に入っていく様子が描かれています。信心を得て,往生する喜びが伝わってくるかのようです。楽しく往生しようとする命の躍動が伝わってきます。

教科書や歴史の資料集で見た場面を間近で見られます!

教科書には掲載されていない巻物の端の部分も見ることができます。

いかがでしたでしょうか。プチトーハクツアーを感じていただければ幸いです。

引き続き上野の杜の美術館をレポートして参ります。

東京文化LC L一ノ瀬健太

第16回青少年英語スピーチコンテスト 出場者大募集 8月21日(土)開催 

2019年第15回青少年スピーチコンテスト授賞式の様子

2021年6月吉日

ライオンズクラブ国際協会330-A地区

                            ガバナー 進藤 義夫

                        YCE委員会委員長  L後藤 裕文

『第16回青少年英語スピーチコンテスト』開催のお知らせ


拝啓 

 皆様におかれましては益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。

さてこの度、毎年恒例となっております「第16回青少年英語スピーチコンテスト」を下記の通り開催させて頂きます。

近年益々進む国際化の中で、次世代を担う日本の青少年の英語力は満足なものとはいえないようです。自分の意見を英語で発表し競い合うことは、自らの英語力向上に役立つとともに、チャレンジ精神を高め、青少年の人間形成にも寄与するものと思います。

つきましては、メンバー及びメンバーのご家族・ご親戚またご友人等、幅広く発表者をご推薦いただき、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

敬具

                                  

 ……………………………… 記 ………………………………

日 時 :2021年8月21日(土)14:00~16:00 (13:30 参加開始)

今期は、「新型コロナウイルス感染防止」の為、「オンライン(Zoom)形式」での開催とさせていただきます。

第一次審査合格者の方には、「オンライン」のリハーサルを予定しております。
(8月14日(土)14:00~16:00)

場 所 : 運営事務局 (ライオンズクラブキャビネット事務局)

東京都新宿区北新宿1—36—6ダイナシティ西新宿1階 

TEL 03-5330-3330

出場者 : 東京都・埼玉・神奈川・千葉の各県に在住又は通学している高校生10名

    *但し①日本国籍の者

       ②満5歳以降に海外に1年以上居住した者は除く

※できるだけ多くの学校の生徒の皆さんに出場していただくため、本選への出場は各学校2名に絞らせていただきます。

※1次審査:提出された日本語でのスピーチ原稿にて書類選考

(A4サイズ1枚以内で申込用紙に添付して提出して下さい。スピーチ時間は5分。)

参加者 : 50~100名予定(発表者10名を含む)

審査員 : 河合悦子氏 (元地区ガバナー、元英語教師)

Reiko Minegishi氏(YCE派遣生英語教師)

Roger.P.P.Malhorta氏(英語教師)

テーマ : ①「私の夢」

      ②「コロナパンデミックについて」

      ③「学生の社会貢献について」

      以上の中からお選びください。発表時間は5分を予定。

選考基準: ①日頃考えている事、意見等を英語で積極的に発表する意欲が見られる事

      ②流暢であるか否かは問わない

表  彰: 東京都知事賞(副賞50,000円相当)・地区ガバナー賞・YCE委員長賞・参加賞 

主  催: ライオンズクラブ国際協会330-A地区YCE委員会

お問い合わせ先 キャビネット事務局 03-5530-3330

後  援: 東京都、ライオンズクラブ国際協会330複合地区YCE委員会

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『第16回青少年英語スピーチコンテスト』

~今こそ君の出番だ チャレンジしよう~

応募者申込書

日時:2021年8月21日(土) 14:00~16:00 (13:30 参加開始)

場所:運営事務局(ライオンズクラブ国際協会330A地区キャビネット事務局)

東京都新宿区北新宿1-36-6ダイナシティ西新宿1階

TEL 03-5330-3330

主催:ライオンズクラブ330-A地区YCE委員会

<応募者1次選考あり>

  氏 名 :               

  生年月日・年令:平成  年  月  日生(   才) 性別: 男  女

学校名・学年:             校   年

  住 所:                       

(東京都・埼玉・神奈川・千葉の各県に在住または通学している方のみ)

  E-mail:       @         (※記載必須)

自宅TEL:            FAX:           

1次審査のため、パソコンで作成した日本語でのスピーチ原稿をA4サイズ1枚以内にまとめ、本申込書に添付して郵送・メールのいずれかの方法で送付して下さい。(3つの中から選んだテーマを必ず明記願います)

 出場者応募締切日:2021年 6 月 30 日(水)必着

送付先:ライオンズクラブ330-A地区 キャビネット事務局

     〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-36-6 ダイナシティ西新宿1F

TEL:03-5330-3330 FAX:03-5330-3370

                      E-mail : cab@lions330-a.org

※1次審査合格者の発表:2021年 7月15日(木)不合格者には通知いたしません

以上

これまでの開催の様子(第13,14,15回)

第8回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」 授賞式報告

東京文化LC第一副会長であるL佐藤和孝が理事長を務める一般財団法人山本美香記念財団は、5月26日に第8回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」授賞式を開催いたしました。

「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」は2012年にシリアで取材中に銃撃を受け亡くなった、ジャーナリスト・山本美香さんの意志を受け継ぎ、優れた国際報道を行った個人に贈られる賞です。

今回、受賞した小川真利枝さんはチベットの人権問題や難民をめぐる状況をノンフィクション形式でまとめられました。政治犯として中国当局に投獄されたチベット男性が家族と再開するまでの期間を綿密に取材し、その様子を克明に描いています。

小松由佳さんは、シリアの内戦や難民をめぐる問題を自身の半生とともに著書へとつづっています。シリア人男性と結婚した自身の生活を政治情勢からではなく、市井の人々の視点で、また小松さんにしか描けないエピソードを伝えることで内戦や難民についてより理解が得られます。

今回会場に同席したL城戸の所管をご紹介いたします。

山本美香記念国際ジャーナリスト賞の授賞式を訪問して、それが作品に触れるきっかけとなり改めてジャーナリストの存在に感服しました。山本美香さんを尊敬しているという受賞者の一人小松由佳さんの「人間の土地へ」をさっそく手にしました。これは「今世紀最大の人道危機」と言われているシリア動乱をテーマに大きな社会矛盾を描いています。実体験から来る圧倒的なメッセージ力に考えさせられ、フォトグラファーとしての感性・表現力に惹き込まれました。ジャーナリストでないと伝えられないことがたくさんあります。そして、文中にときおりでてくる「砂漠の目の覚めるような赤い太陽」に美しさと恐れを感じた次第です。大変良い機会でした

L城戸正幸

作家コメントやさらなる詳細はこちらから

来季の準備理事会を開催いたしました

東京文化ライオンズクラブ は来季に向けた準備理事会を開催しました。緊急事態宣言の中、徹底したコロナ対策のもと来季に行う東京文化LC独自の有意義なアクティビティーを行うことで合意しました。クリスマスチャリティーオークション、音楽家育成奨学金チャーターナイトなど企画が目白押しです。

東京文化LC、3月の第一例会を開催しました

東京文化ライオンズクラブ は3月の第一例会を開催しました。緊急事態宣言明けということもあり、新年明けて初めてのリアル例会でした。東京ピースLC所属の阿部かな子Lもいらっしゃり、スピーチをされました。久しぶりの例会でメンバーの近況報告がなされました

ウシにひかれてトーハクまいり!

トーハク本館に展示されている生花の様子

あけましておめでとうございます!本年も東京文化LCをよろしくお願い申し上げます!

新型コロナ感染症の拡大は収束を見せず、新年早々、緊急事態宣言と慌ただしくはありますが、その中でもできるアクティビティーを牛歩のように堅実に行ってまいります。

さて、今回のブログでは、現在東京国立博物館で開催中の企画「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」の様子をお伝えいたします。外出しづらい昨今ではありますが、博物館へ行ったかのようなお気持ちになっていただけますと幸いです。

入場は事前予約が必要です。緊急事態宣言ですので、かなり空きがありました。

入り口でチケットを購入し、早速入館します!事前予約が必要ですので、事前にインターネットから確認した方が安心です。

東京国立博物館

館内は空いておりました。

トーハクのキャラクターであるトーハクくん(左)とユリノキちゃん(右)もマスクでお出迎えしてくれます。

トーハク本館、いつ来ても圧倒されますね。明治時代から続く美の殿堂。身が引き締まります。

歴史ある階段を上がり2階へ。特別室1&2で「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」が展示されています。

本展のタイトルは、「牛に引かれて善光寺参り」という諺(ことわざ)を基にしたもので、「身近に起こった出来事に導かれて、思いがけない縁が結ばれること」の例えとのことです。展示作品との思いがけない出会いを通して、改めてトーハクと縁を結んでもらいたい、そんなトーハクのスタッフ皆さんの想いが込められています。

展示の構成は下記の4章立てになっております。

1:牛にまつわる信仰史(特別1室)
2:牛と共同した暮らし(特別1室)
3:牛車と王朝の様式美(特別2室)
4:描写された牛の姿形(特別2室)

特別1室で私が気になった作品はこちら!

牛と共に日常があったことがわかります。今は牛といえば、食べるものですが当時は農作業時の貴重な労働力だったんですね!生活と密着した牛たちの姿が丁寧に描かれています。

続いては、こちら、重要文化財 阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)です!

ふっと、重要文化財に出会うのがトーハクの素敵なところ!犬も歩けば、なんとやらではないですが、歩けば、国宝に出会ってしまう!そんな不思議なスポットがトーハクです!

続いて、特別2室別へ移動します。

来ました!今回、私が一番みたかったのがこちらの重要文化財駿牛図断簡です!

見てください。この気品のある振る舞い。牛の見返り美人図と歌われている風態。ボヤッとした毛並みから柔らかな質感が立ち上ります!最高!眼福の一時。ありがたいですね〜!

私もよく牛の芸術作品を制作しますで、大変勉強になりました。

ふっと、何気ない場所に国宝!片輪車蒔絵螺鈿手箱!これぞトーハクの醍醐味ですね!

平安時代を代表する牛車のモチーフの工芸品です。1000年近くも前のものがこうして語り継がれ、ここにあるということに先人たちへの感謝を思います。

まだまだご紹介したい作品もありますが、ここで一旦、「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」の展示の様子を切り上げまして、トーハクの新春恒例の展示もご紹介いたします!

他の作品もご覧になりたい方はこちらをご覧ください。たくさんの写真を撮影してまいりました!

↓ここをクリック!楽しいトーハクツアーが体験できます!

ヴァーチャル・トーハクツアー

国宝「松林図屏風」(長谷川等伯)

。。。。圧巻でした。。。。これが独り占めできるのが、今のトーハクです。緊急事態宣言ということもあり、普段ならば行列ができて、人だかりの山なのですが、こうして鑑賞できるのは不思議な気持ちです。

遠くから見ると優しい落ち着いた雰囲気も、近くで見ると荒々しいタッチで描かれています。

国宝を堪能したあとは、他のコーナーも散策。

また!すごいのがありました!浮世絵コーナーを歩いていて、ふっと見ると!洒落です!

重要文化財がゴロゴロあるので、ありがたさのインフレが起こり、慣れてきてしまいます笑

1階の仏像コーナーには、牛にちなんだ愛染明王様がいらっしゃいました!

いかがでしたでしょうか?一部しかトーハクの魅力をお伝えできませんでしたが、緊急事態宣言が解除されたのち、ぜひいらして本物をご覧になっていただければと思います。

こうしたコロナ禍におけるオンラインを用いた文化的・芸術的なアクテビティーを多く行っていければ幸いです。本年もよろしくお願い申し上げます。

L一ノ瀬健太

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ヴァーチャル・トーハクツアー

特集 博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり


1985年生まれ。新潟県出身。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍。

禅をモチーフに創作活動をしております。上野界隈の旦那&女将衆と一丸となってまちを文化芸術の力で活性化させるアート活動を展開中。文化庁文化芸術アソシエイツ。教員免許・学芸員資格有。天空の芸術祭や桃源郷芸術祭、上海アートフェアなどに出品。

「Future Artists Tokyo」展(アートフェア東京2019内)キュレーター。著書に「人間芸術家宣言!」。

阿吽(あうん)のライオン

 

東京国立博物館のシンボル“阿吽のライオン像”(1909:表慶館)

 東京国立博物館で最も好きなアートの一つは表慶館のライオン像です。このみどりのライオンはいつも知の探訪を存分に楽しませてくれます。なぜここにこんな不思議なライオンがいるのだろう。悠然と構えていますゆえ、最近ではコロナという外敵から守ってくださいとお願いをしています。この像は厄除けもしてくださるそうです。ここへは毎年数度と訪れていますが今回は皆さんと一緒に散策してみましょう。

明治35年(1902年)、上野動物園に初めてライオンはやってきました。日本では獅子や虎は古くから日本美術の意匠として馴染みはありましたが実際には日本に生息せず想像上の生きものであったようです。現実の動物としての力強い描写の彫刻はこのライオン像が日本で初めてとなります。注目すべきは「阿吽(あうん)」です。金剛力士像や狛犬にも見られる阿吽は仏教用語の真言で「万物の始まりと終わりを象徴するもの」とされています。サンスクリット 語に由来するとのことではありますが私にはもう日本独自の文化として根付いているように思えます。平仮名の最初の「あ」と最後の「ん」も見事に連動しています。日本人の得意な対の呼吸も「あうんの呼吸」「あうんの仲」と言われ日本文化として称賛され、さらには物事を奥深いものにしています。そのようなことを考えながらこのライオンの表情をよくみるととても人懐っこい顔をしていることに気づきます。醸し出すエネルギーや表情は仁王様のそれとは全く違います。20世紀のはじめ、日本に近代化の波が押し寄せた明治の終わりの頃、西洋で学んだ製作者たちが、百獣の王ライオンをモチーフに、日本人の魂を吹き込んで、希望に満ちた新時代を迎えたかったのでしょう。

その像の製作者は日本の近代彫刻の先駆者の大熊氏廣と沼田一雅。大熊氏廣の代表作は靖国神社のあの大村益次郎像。なんと、今でも上野を見守っていると言われています。沼田一雅は日本陶彫会の創始者、その志は「内面にあるものを掴むこと(日本陶彫会H Pより)」。

当時の製作者の思いや物語が感じ取れるような気がします。きっとリバティとインテリジェンスを内に宿したライオンズの皆様には何か語りかけてくれるのではないでしょうか。上野を散策する際にはロダンや高村光太郎、荻原守部、朝倉文夫の作品巡りとともに、やはり是非、阿吽のライオンとの対話をお楽しみください。

東京文化ライオンズクラブ 通信デスク L城戸正幸

東叡山寛永寺について

みなさんこんにちは! 文化ライオンズでYCE委員会に所属しているL鈴木です 。

日暮里の「谷中商店街」にあるシェアハウスで生活をしつつ

第二の地元となった台東区周辺の歴史散歩や観光ガイドをしております。

 今回が始めての投稿になりますが

自身の専攻である歴史・文化地理学の観点から

日本の文化・江戸文化などを紹介していきたいと思います。

よろしくお願いします:) 

本日は第一回目として上野にある「東叡山寛永寺」について

図像を交えつつ取り上げたいと思います。

寛永寺は上野動物園や博物館にも隣接し、

毎年春には満開の桜が咲き数多くの参拝客が訪れるなど

現在でも人気の観光スポットですが、

今から350年前程の江戸初期には今以上に壮大で権威のあるお寺でした。

開山は1625年(寛永二年)。

天海という徳川家康お抱えの僧侶の指示により造られたものです。

この天海、歴史好きの間では「天海=明智光秀」すらあるように

風水に通暁し政治を裏から指揮する「黒衣の宰相」のイメージが強い存在です。

しかし寛永寺の執事である浦井正明氏の著作『「上野」時空旅行』によれば

天海が寛永寺を作った理由は徳川の菩提寺(正式なお寺)ではなく

個人的でプライベートな場所とする意識が強かったそうです。

建築当時から残る建物の清水堂の建材は

通常では使われないようなヤワな木材が多数使われているとのことです。

(その後の繁栄を伝え聞いていますから、なんだか不思議に思えますね)

天海は江戸に現在でいうテーマパークのような存在を作りたく

吉野の桜を私財を投じて移植するなど地道に寺内を作り上げていったようです。

そうして始まった私的なお寺が開祖の死後に徐々に権威を持ち、

ついには徳川の菩提寺として芝の増上寺とも並び称される存在となったそう。

 大江戸二百五十年の歴史ロマンを感じますね。

これも歴史ファンの間では半ば常識となっていることですが、

徳川家康は風水を意識して街づくりをしたという説がありますね。

歴史地理学者の足利建亮は94年の論文で

家康は富士山が見える土地として江戸を本拠地に選んだと主張しています。

また建築史家の内藤昌は著作『江戸と江戸城(1966)』で

風水が立地に与えた影響を具体的に記述しています。

風水では”四神相応”とされる縁起の良い場所が土地として最適で、

(東=大河、西=大路、南=平地か水辺、北=山)が当てはまると良い立地です。

江戸のどこがそれにあたるか、探してみるのも楽しいかもしれません。

家康も天海も江戸と上野をフィールドとして

それぞれ風水を意識した造りを施しているように思えます。

天海は上野に京都の景色を再現したかったようで

不忍の池を京都にとっての琵琶湖に見立て

琵琶湖の竹生島にある「宝厳寺」を模して弁天堂を作りました。

上野の清水観音堂も京都の清水寺を意識して作られたものです。

(本家ほど大きくはありませんが、ちゃんと上野版にも「舞台」がありますよね)

そんな風にして天海は単なる行楽地・景勝地として寛永寺を作っただけではなく

何らかの風水的仕掛けを施しているのではないかなと思います。

250年もの栄華を誇った徳川幕府と東叡山寛永寺ですが

幕末の戊辰戦争のクライマックスである上野戦争で

猛攻撃により焼け落ちてしまいました。

豪華絢爛を極めた寛永寺の伽藍もそのほとんどが焼失し、

国宝級だったとされる品々の大半が灰燼に帰しました。

参考に挙げた絵図(本能寺合戦之図)では燃え上がる本堂、

激戦の黒門前、戦火を辛うじて逃れる清水が確認できます。

清水観音堂はそんな上野戦争の猛火からも生き延び

在りし日の繁栄を今に伝えるモニュメントとなっています。

この図の名前は「本能寺」となっていますが、

これは明治政府からの取り締まりを逃れるために名前を変えて上野戦争を書いたということです。

寛永寺に立てこもり戦った「ラストサムライ」達の亡骸は埋葬することを許されず、何日もの間放置されました。

見かねたお寺の住職が嘆願を出し埋葬したとのことですが、それほどまでに苛烈で厳しい時代だったということですね。

…ここまで書いてきて大変長くなってしまいました。

さらなる話もありますが本日はここまでとして

続きはまたの機会にお話しさせてください。

 江戸は家康の関東移封の際に基礎から大改造された土地です。

 家康が来たばかりの頃の江戸城は田舎の田舎でボロボロだったといわれていて

そんな田舎の湿地帯を根本から作り変えてしまったことに徳川幕府の凄さがあります。

歴史と地理がクロスオーバーする「江戸の町造り」に関する話は今後も積極的に取り上げていきたいと思います。

 次の大河は「渋沢栄一」がテーマですが

渋沢と徳川慶喜は谷中霊園(上野のすぐそば)に埋葬されていて

ここにも上野との面白い話があるようです。併せてご紹介致したいと思います。 

それではご拝読いただきありがとうございました!

上野や日暮里、その他東京の街歩きをする際には

ぜひお声かけください♪

L 鈴木

文責:鈴木慎平

プロフィール:法政大学に在籍中に文学部の地理学科で歴史地理・文化地理学の面白さに触れる。

現在は日暮里の谷中商店街に住み、ご地域サークル「谷中研究所」を主宰し、

遊ぶことと学ぶことを融合させた文化的活動を地域の方と一緒に実施しています。趣味は盆踊り。 

第二の地元となった台東区周辺の歴史散歩や観光ガイドをライフワークにできるよう日々奮闘中。

トーハクって何じゃらほい?

写真はトーハクのウェブサイトから引用しております(https://www.tnm.jp/

新型コロナは第3波を迎え、様々なアクティビティーが自粛・中止を迎える中、いかがお過ごしでしょうか。

自粛の中でも行えるアクティビティーとして、東京文化では、デジタルを活用した情報発信に力を入れております。メンバー同士、自粛が明けたらすぐにアクティビティーを再開できるよう連絡を密に取り、準備を進めております。

さて、今回のブログでは東京国立博物館、通称、トーハクをご紹介させていただきます。

トーハクとは何ですか?と聞かれたら意外に答えに窮するということもあるのではないでしょうか?私もこうして調べる前は色々とうろ覚えなところもあり、すぐには答えられなかったと思います。今回は、私が調べたトーハクの知られざるヒミツをご紹介しましょう〜!

写真はトーハクウェブサイトから引用しております(https://emuseum.nich.go.jp/

トーハクはなんと言っても、やはり、日本で一番歴史のある博物館です。何よりすごいのが国宝と重要文化財の数です。日本全国にある国宝の実に10%をトーハクが所蔵しているというマンモス博物館です。(※ちなみにマンモスはお隣、科学博物館で見ることができます)

博物館と一口に言っても、その業務はたくさんあります。私たちは、展示に目が行きがちですが、収集・保管、そして調査研究も博物館で行われている業務です。また多くの市民に美術品が届くよう普及活動にも力を入れています。

右下の埴輪の名前はトーハク君、右はユリノキちゃんです。こうした馴染み深いキャラクターも普及活動の一環なのもかもしれません。

写真はこちらのトーハクウェブサイトから引用しております(https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=143

さて、トーハク、トーハク、申し上げておりますが、そもそもトーハクはどのようにして現在の位置にあるのでしょうか。それは遡ることおよそ150年前。

トーハクの発祥の地は、実はお茶の水の湯島聖堂でした。当時は現在の美術品を集めるというよりかは、日本全国津々浦々の珍しい物産を集めて見る見世物小屋のようなものでした。中央にある金のしゃちほこや水桶に入った大山椒魚、動物の剥製や骨格、書画、武具、陶芸、漆器など多くの地方特産品が集められました。

当初の博物館は図書館+植物園+動物園といった施設が一同に会す知の殿堂のような施設を目指して建設が進められました。場所も、湯島聖堂から日比谷、当時鹿鳴館があり、現在は帝国ホテルのあるあたりですね。それから浅草に写り、その後、今の場所である上野に至ります。

上野公園にあるトーハクは内国勧業博覧会という全国の物産のお披露目の場であるとともに、当時の世界の最先端テクノロジーを披露する会場でもありました。産業革命を牽引する紡績機であるガラ紡、日本で初めて噴水が披露されたのもここ上野公園です。ガス灯や電車など最先端技術の見本市がトーハクで開かれました。

こうしてみると、トーハクには今の上野動物園と科学博物館が一緒になった状態のカオスな状態だったことが伺えます。動物園、科学博物館、そして芸術の展示の場なども、トーハクから分化し、現在の上野公園が形成されました。

現在のトーハクは実は2代目。初代は先の鹿鳴館や旧岩崎邸の建築家であるジョサイア・コンドルによって設計されました。それが関東大震災で壊れたのち、現在の帝冠様式である本館が渡辺仁によって設計され、今に至っております。

あの有名なモナリザも1974年にトーハクにきたことがあるんですね!なんとこの時には151万人もの人が訪れたそうです。(※ちなみに動員員数第一位1965年のツタンカーメン展の300万人です)

意外に知られていない事実ですが、実はトーハクは藝大生だと無料で入れます。といっても、藝大生だけでなく、東京大学などキャンバスメンバーであれば、どの大学生も無料で入館することができます。最近、入館料が600円から1000円に値上がりしていたので、学生証で入るとお得な感じが一掃するようになりました。

またこれも知られていないのですが、トーハクではなんと17アイスが食べられます。本館の地下一階の自動販売機があるので、デートの際にはこのトリビアをぜひ披露してみてください。きっとみる目が変わるでしょう。

そして、トーハク、なんと、野外映画鑑賞会も行われております。「時をかける少女」、「サマーウォーズ」、最近ですと「この世界の片隅に」が上映されております。ビール片手に夜風に吹かれながら大画面で見る映画は格別!

施設利用に関してはこちらから(https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=176

さて、そんなトーハクですが、なんと!実は借りれてしまうんです。ラウンジや法隆寺宝物館は高級ブランドや外車メーカーが貸切を行っています。DJを呼んでのカクテルパーティーやライトアップなども行われています。トーハクの前を黒塗りの車が並ぶことがあるのですが、あれはそのパーティーが行われている時です。

ここは手が出ないように思えますが、なんと!ここからは圧巻のコスパ情報をお伝えします!

なんと395人はいるホールが1日140000円で借りれちゃうんです!ひとり1000円取ったら元がとれてしまいますね。他にも春秋に開放される庭園のお茶室まで借りれちゃうんです。円山応挙の壁画がある応挙館も70000円で借りれます。お茶会の際にはぜひ借りてみるのもよいかもしれません。

さて、いかがでしたでしょうか。トーハクがいつもより身近に感じられないでしょうか。新型コロナの影響もあり、オンラインでの予約とうたっておりますが、実際には入場が空いていればすんなりと入れるようになっております。上野に最寄りの際はぜひお立ち寄りください。

L一ノ瀬

11月の第一例会を開催しました

#東京文化ライオンズクラブ は11月の第一例会を開催しました。

コロナ禍でも行えるアクティビティーについて真摯に協議を行いました。

次例会では、子ども食堂の専門家を招き講義を受けます。

2部ではニューヨークに城を本気で建てると熱く語る殿様(若者)のスピーチがありました!メンバーからの熱いアドバイスなどもあり、会は大いに盛り上がりました。

杉田ZCによる総括テールツイスター!さすが、歴戦のライオン、話のまとめ方が大変勉強になりました。

谷根千で活動している若手メンバーからプロジェクトの紹介があり、地域間文化活動の連携について話が盛り上がりました。