古の都・ローマに想いを馳せるイタリア尽くしの楽しいナイト・ミュージアム例会

東京文化ライオンズクラブの例会で東京都美術館「永遠の都ローマ展」に行ってまいりました。

カピトリーノ美術館の所蔵品を中心にローマの歴史と日本との関わりにフォーカスを当てた展示です。

カピトリーノとはローマに7つある丘の中の一つで、ユピテルを祀る神殿でありました。15世紀に当時の教皇が作品を市民に寄贈したことがきっかけで美術館としての役割を担うようになり、その後、ローマで見つかった考古学的な遺物や名家の絵画コレクション、バティカンからの由来する彫刻などが収集され類稀なるコレクションが揃うことになりました。

当日は、一ノ瀬Lの解説や見どころを入場ゲートで聞いたのち自由鑑賞となりました。

ちなみに一ノ瀬Lから紹介してもらった見どころは、下記です。

①カピトリーノのヴィーナス
②カピトリーノの牝狼
③ディオニュソスの頭部

①カピトリーノのヴィーナスは、まさに門外不出の彫刻作品。これまでカピトリーノ美術館を出たのが今回を含めて3回だけの極めて珍しい展示です。展示室では360度どこからでも鑑賞できる贅沢な展示空間でした。夜間開館という時間もあり、ゆったりのんびりと鑑賞できる贅沢な時間でした。

②カピトリーノの牝狼は世界史の教科書でもみた箏のある作品です。実物はとても大きく卓上サイズと思っておりましたら、とても大きな彫刻で驚きました。会場、入ってすぐのところに迫力満点で配置されております。

③ディオニュソスの頭部は、日本の美術教育素材として輸入されたものです。工部美術学校時代にイタリアからもたらされ、それが今も日本の予備校教育にデッサンのモデルと活用されています。美大・藝大を目指したものにとってはあまりみたくないもの、ひょっとしたら吐き気すら催すかもしれないと一ノ瀬Lが語っていたのが印象的でした。

展示会場では写真を撮れるコーナーがありました。トラヤヌス帝記念柱の一場面です。

精巧なレリーフが彫られています。

会場の終わりには記念撮影できるコーナーも。コンスタンティヌス像の頭部が見送ってくれました。お土産コーナーにある可愛いグッズもお楽しみください。

たくさんの作品を見て頭がぼーっとしているメンバーたち

その後は上野の杜を移動して懇親会会場へ。

虫の声が聞こえ、涼しい夜散歩です。

その後は、上野のイタリアンレストランで We Serve!

それぞれが感じた感想を述べ合い、さまざまな視点がを共有できたのが新鮮でした。

古の都・ローマに想いを馳せるイタリア尽くしの楽しいナイト・ミュージアム例会

おつかれさまでした

※詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。

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