オリパラ狂想曲、丹下健三にザハを思う

パラリンピックもいよいよフィナーレを迎えました。何かと新型コロナで慌ただしいオリパラでした。

ザハ・ハディドの建築問題も色々あったと諸々振り返っておりますと、興味深い展示がございました。時勢がらテーマにもあった展示ですのでひとつご紹介をいたします。

今、湯島にある国立近現代建築資料館にて丹下健三展が開催されております。旧岩崎邸に丁度隣接しており、岩崎邸の方からも入館可能です。その際にはチケットが必要となりますが、表玄関から入場すれば無料です。

丹下健三は、日本では「世界のタンゲ」と言われたように、日本人建築家として最も早く日本国外でも活躍し、認知されたひとりです。第二次世界大戦復興後から高度経済成長期にかけて、多くの国家プロジェクトを手がけ、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、谷口吉生など世界の名だたる的建築家を育成した、まさに日本現代建築の父とも言えるでしょう。

今回の展示は、戦前から万博までの丹下建築が当時の資料や写真、模型をもって紹介されています。全体は6章立ての構成となっております。

1 戦争と平和
2 近代と伝統
3 戦後民主主義と庁舎建築
4 大空間への挑戦
5 高度経済成長と情報化社会への応答
6 五つのキーワードの統合

※撮影した写真でミニ建築ツアーもできます。リモートでご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

戦争と平和のコーナーでは、丹下が第二次世界大戦とどのように向き合ったかが読み解かれます。一般的に近代建築は機能主義を採用し、生きている人々の生活に寄与することを目標としますが、丹下は、戦争を生き延びた市民と戦争で亡くなった人々を結びつける建築を掲げました。私は大変不勉強ながら、丹下が広島平和記念公園を作った建築家であることを知りませんでした。


近代と伝統コーナーでは、丹下がル・コルビュジエやワルター・グロピウスといった巨匠たちから何を学んだのかを伺い知れます。卒業設計ではル・コルビュジエによるソヴィエト・パレスなどコルビジュエの学ぶべき点を取り込み、設計に反映させています。

戦後民主主義と庁舎建築コーナーでは、米軍の空襲によって焼け野原となった都心部に多くの市民が集い、政治参加を体感できる庁舎をいかに生み出したたかが垣間見れます。戦前のいかめしい建築から市民にとって親しみある建物を目指しました。

大空間への挑戦では、丹下が構造家・坪井善勝とパートナーを組み、様々なシェル空間を実現したプロセスが紹介されます。当時、鉄は高価な素材だったため、工費の安いシェル構造によって大胆な造形を目指すことになります。試行錯誤の末に大空間がいかにして生まれたのか、その苦労と努力がしのばれます。

高度経済成長と情報化社会への応答では、高度経済成長期における丹下の都市ビジョンが注目されます。東京への一極集中の流れに対して、線型の都市モデルの必要性が主張され、工業化社会から情報化社会に変容していく先見的な知見が示されます。三次元的な都市建築が次々と丹下の手により生み出されます。日本万国博覧会のマスタープランは今見ても当時の夢と希望とエネルギーがありありと感じられます!


そして、本展示のメインともなる五つのキーワードの統合です。ご存知、あの有名な丹下の最高傑作、国立代々木競技場が紹介されます。セクション 1から5まで紹介してきた丹下のデザイン手法が国立代々木競技場で見事に統合され、現在も維持されている点に触れます。

圧巻の国立代々木競技場の模型。都市ごと作られてます。メンバーで建築家でもあるL中嶋はしばしば「建築とは都市に創造力という爆弾を落とすことだ」と語っておりますが、まさに東京・代々木に都市の創造性を牽引していくエネルギーの塊が落とされたようです。建築はまさにかくあるべき類のものなのかもしれません。

2階からは丹下の業績が一望できます。この建築資料館の映えスポットでもあります。

より精巧な模型が展示されており、上から見るとまさに勾玉のようです。代々木の大地に宇宙船が降り立ったかのような建築です。丹下の中にある日本の魂のようなものがありありと感じられました。近現代建築というと欧米に染まった建築のように見えますが、その精神性において丹下は戦前から代々木国立競技場まで常に日本の伝統文化というものを自身の建築のコアの部分に据えていたように感じました。

高度経済成長の中でのこうした国家プロジェクトであれば予算も潤沢にあったのだろうと思っておりましたが、最後の丹下健三のお弟子さんたちのインタビューを見て驚きました。予算は常になかったといいます。少しでも予算を削れるよう建具ひとつにこだわり、予算を抑えたといいます。偉大な建築家だからこそ、細部の細かいところまで疎かにせず監督するのですね。弟子たちの進捗状況や予算の具合を肩越しにのぞいていたというエピソードにほっこりしました。丹下健三を知る生の声から親近感を感じました。

以上、展示の構成を順々に見てまいりました。丹下の戦前から戦後にかけての建築の思いや考え方を理解できる展示でした。

未だ新型コロナ感染症の拡大が収まらぬ状況ではございますが、機会がありましたらぜひお立ち寄りいただければと思います。こちらの展覧会ぜひおすすめてございます!!!

※撮影した写真でミニ建築ツアーもできます。リモートでご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

丹下健三:戦前からオリンピック・万博まで 1938-1970

2021年7月21日(水)–10月10日(日)
開館時間:10:00~16:30
休館日:会期中無休
会場:文化庁国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内)

詳細情報はウェブサイトよりご確認ください。
ウェブサイトはこちらから

東京文化ライオンズクラブ
L一ノ瀬健太

「BON FES TOKYO 2021 ~うえの不忍夢祭り」開催のご報告と御礼

お世話になっております。L深澤です。

この度、8月28・29日に「BON FES TOKYO 2021 ~うえの不忍夢祭り」をオンライン上で開催いたしました。

「日本の夏祭りで、世界を繋ぐ。」

このコンセプトの裏には、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、異例の事態となってしまった2020東京大会がありました。今年、2020東京オリンピック・パラリンピックは海外からの観光客が制限され、無観客でのスポーツ大会の開催となってしまいました。オリンピック・パラリンピックは世界平和・共生社会のための祭典にも関わらず、例年に比べその目的達成は非常に困難です。

そこで、オンライン上で「世界が繋がる、新たな日本の夏祭り」を若者から届け、世界平和や共生社会への願いや感動を発信・共有したい。コロナ禍で活動や楽しみの機会を失ってしまった人々に、その機会を届けたい。そのような想いで開催に至りました。

和太鼓の演奏の様子

また、上野発祥の本イベントを、客足が途絶えてしまった上野の商店街を復活させる第一歩とすることも目標の一つでした。日本の代表的な文化の街「上野」やその商店街の魅力を世界に発信する番組も制作しました。

テーマは「和洋折衷」。日本の伝統的な夏祭りに現代・海外文化を取り入れ、年代や国籍・人種に関わらず多くの方々が楽しめる内容となりました。Zoomの盆踊りでは、参加者が自宅で盆踊りを踊り、画面越しに世界との繋がりや一体感を得ることができます。楽曲は日本の伝統曲から、流行の邦楽、洋楽まで扱います。YouTubeでは、書道パフォーマンスや和太鼓演奏、トランペット演奏や合唱など日本と世界を繋ぐオンラインライブを実施しました。

日本の和食文化を紹介

創作浴衣コンテストでは、現代の浴衣の新たな魅力を引き出す作品を、モデルが歩くランウェイで披露します。その他、世界の花火大会や多国籍寿司パフォーマンスなど計9つの企画を実施しました。

創作浴衣コンテストの様子

多くの方にオンラインで来場いただきました

結果、当日は、YouTube Liveではリアルタイムで両日合わせて総視聴回数は1000回を超え、Zoomでも常に50名ほどの参加者にご参加いただきました。

2020東京大会開催中に、東京都公認の文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」という大舞台で、学生ながらも無事成功を収めることができました。

また、日本人だけではなく、海外からの参加者も見受けられ、私たちなりに「日本の夏祭りで、世界を繋げる」ことができました。

盆踊りも大盛り上がり

この夏祭りを上野で毎年継続させていきながら、オリンピック・パラリンピック後のレガシーにも繋げていきたいと考えています。

このような成功を収めることができたのは、参加者の方々は勿論のこと、出演者やスタッフ、そしてご後援いただいた「東京文化ライオンズクラブ」のおかげだと思っています。

このような機会をいただき、誠にありがとうございました。

来年度以降も継続してまいりたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

東京文化ライオンズクラブ
L深澤文

L深澤文

盆踊りを通じた国際交流について「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」

盆踊りの一場面

文化ライオンズクラブYCE委員会所属、今回「盆踊りDJ」として本企画の盆踊り企画責任者として参加させていただきました鈴木慎平です。


皆様のご声援、ご支援の元行われました「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」は大成功のうち終えることができました。本企画は「温故知新」や「和洋折衷」といった”異なる文化に出会う•尊重する”ことを大切にしながら2019年から続いています。

2019年 うえの夏まつり~不忍夢(しのばずのゆめ)の様子


文化を学び受け継ぎつつ、新たな側面を見出していく…そんな想いの籠った一大盆祭りです。
文化継承と創造をコンセプトとしていますので、盆踊りの選曲にもそんなチャレンジングな想いが反映されています。


“東京音頭”や”八木節”などの誰もが知っている定番曲から”ダンシングヒーロー”や”恋するフォーチュンクッキー”といった盆踊り界でNo.1に盛り上がる曲、そして洋楽での創作盆踊りやインターネット上のアニメ文化を取り入れるなど、古典から新規まであらゆる盆踊りシーンの紹介ができるようにと曲選びにも工夫が凝らしてあります。

配信現場の様子


そのおかげもあり、毎年「非常にユニークで意義深い、ぜひ来年もお願いします」と定評をいただきつつあります。去年は初のZOOM配信(インターネット配信)で勝手もわからずの実施ですが、今年は三年分の蓄積もあり一層進化した盆踊りをお届けすることができたように思います。

今年のポイントとして①オリンピックとパラリンピックを意識して②英語と日本語の同時配信
を行うことがありました。

そのため悪戦苦闘しつつの原稿作成となりましたが、作成する過程で”盆踊りの意義”に何度も立ち返ることになり、「ただ踊るだけでなく日本人自身にとっても学びになるものを」、「自分たちの文化をますます好きになる、学びの機会としても活用されるように」、このように自分たちの活動の意義を捉えることができるようになりました。その過程を踏まえて行われた本番二日間では国籍を問わず様々な方から「とてもユニークでパワフル、知らないことを学ぶことができた(何より楽しい!)」という非常に好意的な感想を頂いくことができました。

•年代の違いや国籍の違いを乗り越えて一つのことを学び実践する。
•上野という町から発信する、これからの日本文化のあり方を体現する


これからの時代の”多文化共生”を考え表現する素晴らしい機会だったと感じます。

配信現場の様子

今回の盆踊り配信で日英両言語で文化発信することの意味と重要性を強く感じました。
特に印象深かったのですが、対訳式のスライドを活用した「学び→実践」の2way形式は外国からの参加者とって普通の盆踊りよりもかえって学びが多かったそうです。

新しい文化交流の在り方として盆踊りを軸としたインターネット上での「学び→実践」式の国際交流は楽しいのではないかと、コロナもまだ収まりきらない現状でそんなポジティブな側面を見出すことができました。

長くなってしまいましたが、盆踊りの選曲と実施から見えてきた事柄をレポートさせていただきました。今年の成功は去年のZOOM配信の経験がなければ存在していませんし、二年連続での盆祭り企画の成功はライオンズクラブの皆様からの暖かいご支援とご助力がなければあり得なかったものです。

多くの若者が協力して配信を行いました



参加者•企画発信者の全ての人が楽しんでくれたこのイベントにご協力いただき、本当にありがとうございました。

続けることの大切さ•文化継承の重要性を実地で体験させていただいております本企画、
来年も文化を守りつつ、今度は2019年のように実際に上野不忍池ほとりにて行えればなと夢が膨らんでいます。これからも一緒に文化発信を、日本から世界へと積極的に取り組んでいきましょう。

今回のBONFES2021へのご支援、本当にありがとうございました。

東京文化ライオンズクラブ
YCE委員会所属 鈴木慎平(盆踊りDJ鈴木)

盆踊りの一場面

「第16回青少年英語スピーチコンテスト」大盛況のZOOM開催をレポート

日時:8月21(土)14時
主催:ライオンズクラブ国際協会330-A地区YCE委員会
後援:東京都/330複合地区YCE委員会

2021の夏のおわり、コンテスト参加の高校生がそれぞれの思いを込めたスピーチを堂々と披露してくれました。私たちライオンズには”Lion’s roar”のような印象をうけました。

そしてそのレベルの高さは、視聴した関係者に驚きと感動を届けてくれました。

○着付けも自分でできます!美しい日本の文化を世界に伝えたい、いきいきと楽しそうに「私の夢」を語る森田恋々菜さん(東京都立田柄高等学校2年)。

“I wore this Kimono a-a-all by myself. I want everyone to love this beautiful Kimono. When did you wear Kimono last time? Maybe a long time ago. I feel sad”

素晴らしいスピーチでした。

また今年は新たに第2部YCE賞を設定し、ライオンズと縁のある高校生3人も参戦してくれました。ライオンズクラブの英語スピーチコンテストが新たな歴史をスタートしました。

今年度のYCE委員会の活動はほとんど中止を強いられる結果となりました。そのような環境下においても後藤委員長をはじめとする委員会メンバーには是非チャレンジしたい企画がありました。「『英語スピーチコンテスト』だけはやりましょう。オンラインでできる!」との思いにメンバーが一致団結をし3月から準備を始めました。オンライン開催という初めての取り組みに不安が募るばかりでしたが、なんと68名もの応募です。そして特筆すべきは全メンバーが応募者全員分の原稿を読むことを希望し、自然とそのような空気感のなかで一次選考がなされたことです。私は改めてライオンズクラブに誇りを感じました。 来年はリアル開催を是非やりたいですが・・ オンラインの融合もあり・・なんて希望は膨らみます。

2021–2022YCE委員会 委員長 L城戸正幸

○本番前の参加者による音声・映像確認のシーン

○入賞者と表彰状を読み上げる後藤委員長のシーン

○YCE賞受賞の3人

望月沙也菜さん(日本大学第二高等学校1年・東京LC)

海藤咲羽さん(東洋大学京北高等学校1年・東京東大和LC)

倉田香織さん(創価高等学校1年・東京シティLC)

6月のトーハク巡り

緊急事態宣言を受け上野の美術館も全館閉館となりましたが、緩やかに解除され緊急事態宣言解除前に美術館は入館が可能になりました。

さて、6月のトーハク巡りの様子をお伝えいたします。

外出しづらい昨今ではありますが、博物館へ行ったかのようなお気持ちになっていただけますと幸いです。今回は作品とその解説もお付けいたします。

一階本館を入って右にある仏像コーナーの奥正面に鎮座する阿弥陀如来坐像です。

館内には鳥獣戯画展の開催に合わせ動物巡りというイベントが開催されております。各コーナーにて動物の作品がところどころ随所で待ち構えております。

こちらは陶芸コーナーにあった狸の置物

こちらは近現代の美術のコーナー

川合玉堂が描くアヒル

こちらの大屏風、今回は横山大観の五柳先生でした。

続いて2階へ移動。国宝室横の愛染明王坐像。動物巡りにもカウントされております。頭上の獅子が大迫力です。

最後に国宝コーナーのご紹介です。こちらのコーナーで国宝が鑑賞できます。1年で14回の展示変えが行われます。

今回は、一遍上人絵伝として有名な、一遍聖絵です。

一遍といえば、踊念仏で有名な時宗の開祖です。多数の人が念仏を唱えながら踊り,三昧の境地に入っていく様子が描かれています。信心を得て,往生する喜びが伝わってくるかのようです。楽しく往生しようとする命の躍動が伝わってきます。

教科書や歴史の資料集で見た場面を間近で見られます!

教科書には掲載されていない巻物の端の部分も見ることができます。

いかがでしたでしょうか。プチトーハクツアーを感じていただければ幸いです。

引き続き上野の杜の美術館をレポートして参ります。

東京文化LC L一ノ瀬健太

第16回青少年英語スピーチコンテスト 出場者大募集 8月21日(土)開催 

2019年第15回青少年スピーチコンテスト授賞式の様子

2021年6月吉日

ライオンズクラブ国際協会330-A地区

                            ガバナー 進藤 義夫

                        YCE委員会委員長  L後藤 裕文

『第16回青少年英語スピーチコンテスト』開催のお知らせ


拝啓 

 皆様におかれましては益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。

さてこの度、毎年恒例となっております「第16回青少年英語スピーチコンテスト」を下記の通り開催させて頂きます。

近年益々進む国際化の中で、次世代を担う日本の青少年の英語力は満足なものとはいえないようです。自分の意見を英語で発表し競い合うことは、自らの英語力向上に役立つとともに、チャレンジ精神を高め、青少年の人間形成にも寄与するものと思います。

つきましては、メンバー及びメンバーのご家族・ご親戚またご友人等、幅広く発表者をご推薦いただき、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

敬具

                                  

 ……………………………… 記 ………………………………

日 時 :2021年8月21日(土)14:00~16:00 (13:30 参加開始)

今期は、「新型コロナウイルス感染防止」の為、「オンライン(Zoom)形式」での開催とさせていただきます。

第一次審査合格者の方には、「オンライン」のリハーサルを予定しております。
(8月14日(土)14:00~16:00)

場 所 : 運営事務局 (ライオンズクラブキャビネット事務局)

東京都新宿区北新宿1—36—6ダイナシティ西新宿1階 

TEL 03-5330-3330

出場者 : 東京都・埼玉・神奈川・千葉の各県に在住又は通学している高校生10名

    *但し①日本国籍の者

       ②満5歳以降に海外に1年以上居住した者は除く

※できるだけ多くの学校の生徒の皆さんに出場していただくため、本選への出場は各学校2名に絞らせていただきます。

※1次審査:提出された日本語でのスピーチ原稿にて書類選考

(A4サイズ1枚以内で申込用紙に添付して提出して下さい。スピーチ時間は5分。)

参加者 : 50~100名予定(発表者10名を含む)

審査員 : 河合悦子氏 (元地区ガバナー、元英語教師)

Reiko Minegishi氏(YCE派遣生英語教師)

Roger.P.P.Malhorta氏(英語教師)

テーマ : ①「私の夢」

      ②「コロナパンデミックについて」

      ③「学生の社会貢献について」

      以上の中からお選びください。発表時間は5分を予定。

選考基準: ①日頃考えている事、意見等を英語で積極的に発表する意欲が見られる事

      ②流暢であるか否かは問わない

表  彰: 東京都知事賞(副賞50,000円相当)・地区ガバナー賞・YCE委員長賞・参加賞 

主  催: ライオンズクラブ国際協会330-A地区YCE委員会

お問い合わせ先 キャビネット事務局 03-5530-3330

後  援: 東京都、ライオンズクラブ国際協会330複合地区YCE委員会

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『第16回青少年英語スピーチコンテスト』

~今こそ君の出番だ チャレンジしよう~

応募者申込書

日時:2021年8月21日(土) 14:00~16:00 (13:30 参加開始)

場所:運営事務局(ライオンズクラブ国際協会330A地区キャビネット事務局)

東京都新宿区北新宿1-36-6ダイナシティ西新宿1階

TEL 03-5330-3330

主催:ライオンズクラブ330-A地区YCE委員会

<応募者1次選考あり>

  氏 名 :               

  生年月日・年令:平成  年  月  日生(   才) 性別: 男  女

学校名・学年:             校   年

  住 所:                       

(東京都・埼玉・神奈川・千葉の各県に在住または通学している方のみ)

  E-mail:       @         (※記載必須)

自宅TEL:            FAX:           

1次審査のため、パソコンで作成した日本語でのスピーチ原稿をA4サイズ1枚以内にまとめ、本申込書に添付して郵送・メールのいずれかの方法で送付して下さい。(3つの中から選んだテーマを必ず明記願います)

 出場者応募締切日:2021年 6 月 30 日(水)必着

送付先:ライオンズクラブ330-A地区 キャビネット事務局

     〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-36-6 ダイナシティ西新宿1F

TEL:03-5330-3330 FAX:03-5330-3370

                      E-mail : cab@lions330-a.org

※1次審査合格者の発表:2021年 7月15日(木)不合格者には通知いたしません

以上

これまでの開催の様子(第13,14,15回)

第8回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」 授賞式報告

東京文化LC第一副会長であるL佐藤和孝が理事長を務める一般財団法人山本美香記念財団は、5月26日に第8回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」授賞式を開催いたしました。

「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」は2012年にシリアで取材中に銃撃を受け亡くなった、ジャーナリスト・山本美香さんの意志を受け継ぎ、優れた国際報道を行った個人に贈られる賞です。

今回、受賞した小川真利枝さんはチベットの人権問題や難民をめぐる状況をノンフィクション形式でまとめられました。政治犯として中国当局に投獄されたチベット男性が家族と再開するまでの期間を綿密に取材し、その様子を克明に描いています。

小松由佳さんは、シリアの内戦や難民をめぐる問題を自身の半生とともに著書へとつづっています。シリア人男性と結婚した自身の生活を政治情勢からではなく、市井の人々の視点で、また小松さんにしか描けないエピソードを伝えることで内戦や難民についてより理解が得られます。

今回会場に同席したL城戸の所管をご紹介いたします。

山本美香記念国際ジャーナリスト賞の授賞式を訪問して、それが作品に触れるきっかけとなり改めてジャーナリストの存在に感服しました。山本美香さんを尊敬しているという受賞者の一人小松由佳さんの「人間の土地へ」をさっそく手にしました。これは「今世紀最大の人道危機」と言われているシリア動乱をテーマに大きな社会矛盾を描いています。実体験から来る圧倒的なメッセージ力に考えさせられ、フォトグラファーとしての感性・表現力に惹き込まれました。ジャーナリストでないと伝えられないことがたくさんあります。そして、文中にときおりでてくる「砂漠の目の覚めるような赤い太陽」に美しさと恐れを感じた次第です。大変良い機会でした

L城戸正幸

作家コメントやさらなる詳細はこちらから

来季の準備理事会を開催いたしました

東京文化ライオンズクラブ は来季に向けた準備理事会を開催しました。緊急事態宣言の中、徹底したコロナ対策のもと来季に行う東京文化LC独自の有意義なアクティビティーを行うことで合意しました。クリスマスチャリティーオークション、音楽家育成奨学金チャーターナイトなど企画が目白押しです。

東京文化LC、3月の第一例会を開催しました

東京文化ライオンズクラブ は3月の第一例会を開催しました。緊急事態宣言明けということもあり、新年明けて初めてのリアル例会でした。東京ピースLC所属の阿部かな子Lもいらっしゃり、スピーチをされました。久しぶりの例会でメンバーの近況報告がなされました

ウシにひかれてトーハクまいり!

トーハク本館に展示されている生花の様子

あけましておめでとうございます!本年も東京文化LCをよろしくお願い申し上げます!

新型コロナ感染症の拡大は収束を見せず、新年早々、緊急事態宣言と慌ただしくはありますが、その中でもできるアクティビティーを牛歩のように堅実に行ってまいります。

さて、今回のブログでは、現在東京国立博物館で開催中の企画「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」の様子をお伝えいたします。外出しづらい昨今ではありますが、博物館へ行ったかのようなお気持ちになっていただけますと幸いです。

入場は事前予約が必要です。緊急事態宣言ですので、かなり空きがありました。

入り口でチケットを購入し、早速入館します!事前予約が必要ですので、事前にインターネットから確認した方が安心です。

東京国立博物館

館内は空いておりました。

トーハクのキャラクターであるトーハクくん(左)とユリノキちゃん(右)もマスクでお出迎えしてくれます。

トーハク本館、いつ来ても圧倒されますね。明治時代から続く美の殿堂。身が引き締まります。

歴史ある階段を上がり2階へ。特別室1&2で「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」が展示されています。

本展のタイトルは、「牛に引かれて善光寺参り」という諺(ことわざ)を基にしたもので、「身近に起こった出来事に導かれて、思いがけない縁が結ばれること」の例えとのことです。展示作品との思いがけない出会いを通して、改めてトーハクと縁を結んでもらいたい、そんなトーハクのスタッフ皆さんの想いが込められています。

展示の構成は下記の4章立てになっております。

1:牛にまつわる信仰史(特別1室)
2:牛と共同した暮らし(特別1室)
3:牛車と王朝の様式美(特別2室)
4:描写された牛の姿形(特別2室)

特別1室で私が気になった作品はこちら!

牛と共に日常があったことがわかります。今は牛といえば、食べるものですが当時は農作業時の貴重な労働力だったんですね!生活と密着した牛たちの姿が丁寧に描かれています。

続いては、こちら、重要文化財 阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)です!

ふっと、重要文化財に出会うのがトーハクの素敵なところ!犬も歩けば、なんとやらではないですが、歩けば、国宝に出会ってしまう!そんな不思議なスポットがトーハクです!

続いて、特別2室別へ移動します。

来ました!今回、私が一番みたかったのがこちらの重要文化財駿牛図断簡です!

見てください。この気品のある振る舞い。牛の見返り美人図と歌われている風態。ボヤッとした毛並みから柔らかな質感が立ち上ります!最高!眼福の一時。ありがたいですね〜!

私もよく牛の芸術作品を制作しますで、大変勉強になりました。

ふっと、何気ない場所に国宝!片輪車蒔絵螺鈿手箱!これぞトーハクの醍醐味ですね!

平安時代を代表する牛車のモチーフの工芸品です。1000年近くも前のものがこうして語り継がれ、ここにあるということに先人たちへの感謝を思います。

まだまだご紹介したい作品もありますが、ここで一旦、「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」の展示の様子を切り上げまして、トーハクの新春恒例の展示もご紹介いたします!

他の作品もご覧になりたい方はこちらをご覧ください。たくさんの写真を撮影してまいりました!

↓ここをクリック!楽しいトーハクツアーが体験できます!

ヴァーチャル・トーハクツアー

国宝「松林図屏風」(長谷川等伯)

。。。。圧巻でした。。。。これが独り占めできるのが、今のトーハクです。緊急事態宣言ということもあり、普段ならば行列ができて、人だかりの山なのですが、こうして鑑賞できるのは不思議な気持ちです。

遠くから見ると優しい落ち着いた雰囲気も、近くで見ると荒々しいタッチで描かれています。

国宝を堪能したあとは、他のコーナーも散策。

また!すごいのがありました!浮世絵コーナーを歩いていて、ふっと見ると!洒落です!

重要文化財がゴロゴロあるので、ありがたさのインフレが起こり、慣れてきてしまいます笑

1階の仏像コーナーには、牛にちなんだ愛染明王様がいらっしゃいました!

いかがでしたでしょうか?一部しかトーハクの魅力をお伝えできませんでしたが、緊急事態宣言が解除されたのち、ぜひいらして本物をご覧になっていただければと思います。

こうしたコロナ禍におけるオンラインを用いた文化的・芸術的なアクテビティーを多く行っていければ幸いです。本年もよろしくお願い申し上げます。

L一ノ瀬健太

↓↓↓ここをクリックするとトーハクのツアーが体験できます↓↓↓

ヴァーチャル・トーハクツアー

特集 博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり


1985年生まれ。新潟県出身。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍。

禅をモチーフに創作活動をしております。上野界隈の旦那&女将衆と一丸となってまちを文化芸術の力で活性化させるアート活動を展開中。文化庁文化芸術アソシエイツ。教員免許・学芸員資格有。天空の芸術祭や桃源郷芸術祭、上海アートフェアなどに出品。

「Future Artists Tokyo」展(アートフェア東京2019内)キュレーター。著書に「人間芸術家宣言!」。