6月のトーハク巡り

緊急事態宣言を受け上野の美術館も全館閉館となりましたが、緩やかに解除され緊急事態宣言解除前に美術館は入館が可能になりました。

さて、6月のトーハク巡りの様子をお伝えいたします。

外出しづらい昨今ではありますが、博物館へ行ったかのようなお気持ちになっていただけますと幸いです。今回は作品とその解説もお付けいたします。

一階本館を入って右にある仏像コーナーの奥正面に鎮座する阿弥陀如来坐像です。

館内には鳥獣戯画展の開催に合わせ動物巡りというイベントが開催されております。各コーナーにて動物の作品がところどころ随所で待ち構えております。

こちらは陶芸コーナーにあった狸の置物

こちらは近現代の美術のコーナー

川合玉堂が描くアヒル

こちらの大屏風、今回は横山大観の五柳先生でした。

続いて2階へ移動。国宝室横の愛染明王坐像。動物巡りにもカウントされております。頭上の獅子が大迫力です。

最後に国宝コーナーのご紹介です。こちらのコーナーで国宝が鑑賞できます。1年で14回の展示変えが行われます。

今回は、一遍上人絵伝として有名な、一遍聖絵です。

一遍といえば、踊念仏で有名な時宗の開祖です。多数の人が念仏を唱えながら踊り,三昧の境地に入っていく様子が描かれています。信心を得て,往生する喜びが伝わってくるかのようです。楽しく往生しようとする命の躍動が伝わってきます。

教科書や歴史の資料集で見た場面を間近で見られます!

教科書には掲載されていない巻物の端の部分も見ることができます。

いかがでしたでしょうか。プチトーハクツアーを感じていただければ幸いです。

引き続き上野の杜の美術館をレポートして参ります。

東京文化LC L一ノ瀬健太

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