盆踊りを通じた国際交流について「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」

盆踊りの一場面

文化ライオンズクラブYCE委員会所属、今回「盆踊りDJ」として本企画の盆踊り企画責任者として参加させていただきました鈴木慎平です。


皆様のご声援、ご支援の元行われました「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」は大成功のうち終えることができました。本企画は「温故知新」や「和洋折衷」といった”異なる文化に出会う•尊重する”ことを大切にしながら2019年から続いています。

2019年 うえの夏まつり~不忍夢(しのばずのゆめ)の様子


文化を学び受け継ぎつつ、新たな側面を見出していく…そんな想いの籠った一大盆祭りです。
文化継承と創造をコンセプトとしていますので、盆踊りの選曲にもそんなチャレンジングな想いが反映されています。


“東京音頭”や”八木節”などの誰もが知っている定番曲から”ダンシングヒーロー”や”恋するフォーチュンクッキー”といった盆踊り界でNo.1に盛り上がる曲、そして洋楽での創作盆踊りやインターネット上のアニメ文化を取り入れるなど、古典から新規まであらゆる盆踊りシーンの紹介ができるようにと曲選びにも工夫が凝らしてあります。

配信現場の様子


そのおかげもあり、毎年「非常にユニークで意義深い、ぜひ来年もお願いします」と定評をいただきつつあります。去年は初のZOOM配信(インターネット配信)で勝手もわからずの実施ですが、今年は三年分の蓄積もあり一層進化した盆踊りをお届けすることができたように思います。

今年のポイントとして①オリンピックとパラリンピックを意識して②英語と日本語の同時配信
を行うことがありました。

そのため悪戦苦闘しつつの原稿作成となりましたが、作成する過程で”盆踊りの意義”に何度も立ち返ることになり、「ただ踊るだけでなく日本人自身にとっても学びになるものを」、「自分たちの文化をますます好きになる、学びの機会としても活用されるように」、このように自分たちの活動の意義を捉えることができるようになりました。その過程を踏まえて行われた本番二日間では国籍を問わず様々な方から「とてもユニークでパワフル、知らないことを学ぶことができた(何より楽しい!)」という非常に好意的な感想を頂いくことができました。

•年代の違いや国籍の違いを乗り越えて一つのことを学び実践する。
•上野という町から発信する、これからの日本文化のあり方を体現する


これからの時代の”多文化共生”を考え表現する素晴らしい機会だったと感じます。

配信現場の様子

今回の盆踊り配信で日英両言語で文化発信することの意味と重要性を強く感じました。
特に印象深かったのですが、対訳式のスライドを活用した「学び→実践」の2way形式は外国からの参加者とって普通の盆踊りよりもかえって学びが多かったそうです。

新しい文化交流の在り方として盆踊りを軸としたインターネット上での「学び→実践」式の国際交流は楽しいのではないかと、コロナもまだ収まりきらない現状でそんなポジティブな側面を見出すことができました。

長くなってしまいましたが、盆踊りの選曲と実施から見えてきた事柄をレポートさせていただきました。今年の成功は去年のZOOM配信の経験がなければ存在していませんし、二年連続での盆祭り企画の成功はライオンズクラブの皆様からの暖かいご支援とご助力がなければあり得なかったものです。

多くの若者が協力して配信を行いました



参加者•企画発信者の全ての人が楽しんでくれたこのイベントにご協力いただき、本当にありがとうございました。

続けることの大切さ•文化継承の重要性を実地で体験させていただいております本企画、
来年も文化を守りつつ、今度は2019年のように実際に上野不忍池ほとりにて行えればなと夢が膨らんでいます。これからも一緒に文化発信を、日本から世界へと積極的に取り組んでいきましょう。

今回のBONFES2021へのご支援、本当にありがとうございました。

東京文化ライオンズクラブ
YCE委員会所属 鈴木慎平(盆踊りDJ鈴木)

盆踊りの一場面

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