トーハクに来ております!どうもL一ノ瀬です!
今回のブログでは「博物館に初もうで 謹賀辰年―年の初めの龍づくし―」の様子を現地からお伝えします!
さて、早速来ました特別1室。今年は辰年!このコーナーでは辰、龍をモチーフとした作品が一挙にご覧になれます!
辰年の始まりを龍づくしでことほぐ大変縁起のいい展示です。龍といえば、時には堂々とした姿で、そして時には愛らしいユーモラスな姿で描かれます。
中に入ると、このような感じです。多くの人でこちらも賑わっておりました。
かっこいい、勢いのある書画が出迎えてくれます。
まず目に止まったのがこちら。曽我 直庵(そが ちょくあん)の龍の屏風です。安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した水墨画の巨匠です。荒々しい勢いのある筆致で今にも飛び出てきそうな迫力のある龍が描かれています。
どどーん!!!!!荒々しく墨が飛び散っている雰囲気から息遣いが伝わってくるかのようです。
タイトルは龍虎図屏風ということで虎の方も同時に展示がされていました。どちらも大迫力。実物で見ると、やはり大きいですね!!
その屏風の隣にある力強い書画。後陽成天皇によって書かれた龍虎の二文字。
勢いがあって非常にかっこいいです。パワーが込められているのが伝わってきました。
その後ろからも何やらすごいパワーを感じます。
振り向けば、そこには重要文化財!
水墨の龍を得意とした中国・南宋時代の陳容の作が!五龍図巻はまさにコレクター垂涎(すいぜん)のじっくりガン見したい絵画です。
絵画だけでなく、工芸の立体作品も充実の内容です。こちらも重要文化財!龍涛螺鈿稜花盆(りゅうとうらでんりょうかぼん) です。赤系と青系の螺鈿を巧みに組み合わせた本作は、見る角度によって光り方も変わるため、あたかも龍がそこに舞っているかのように感じられます。
ポスターの表紙にもなっている重要文化財・十二神将立像(辰神)(じゅうにしんしょうりゅうぞう しんしん)!
大迫力の睨み!邪気も一瞬で怯んで退散してしまうでしょう!!!
今にも抜きそうな剣。気合の入った姿勢に、見ているこちらも、力がみなぎってきます。
他にも優品がずらりと並ぶ贅沢でめでたい展示でした!皆さんもぜひ、いらしてみてください!
博物館に初もうで 謹賀辰年―年の初めの龍づくし―
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2633
追記
1月のトーハクといえば、やはり毎年この時期に展示されている長谷川等伯の『松林図屏風』。毎年恒例となっております。来年の年始に上野に最寄りの際はぜひお立ち寄りください〜🎵
L一ノ瀬健太