東京藝術大学の学園祭「藝祭」が3年ぶりに開催されました!

上野といえば東京国立博物館、西洋美術館、東京都美術館、科学博物館と美術館、ミュージアムが立ち並ぶ稀有な場所として有名です。しかし、その同じ公園内に東京藝術大学があることはあまり知られていません。

今回の上野の杜ブログでは、東京藝術大学の学園祭である藝祭についてご紹介いたします。

藝祭とは…

美術学部と音楽学部の学生たちが中心となって日頃の研鑽の技術を社会に公開する学園祭です。基本的に毎年9月上旬の3日間金土日で実施されます。東京上野にある上野キャンパスをメイン会場に駅やまちの中で多様なイベントを行います。とりわけ有名なのは、巨大な御輿(みこし)です。

あいにくの雨模様でしたが、3年ぶりのリアルな場での藝祭の開催に天も喜んでいたのかもしれません!

地球の中から現れた怪獣をテーマにした御輿
ジンベエザメをテーマにした御輿
こちらはパチンコ台をテーマにした御輿

熱気位あふれるパフォーマンスが催されました!!!各御輿には、上野観光連盟や地元の商店街、神田明神、北茨城市、学長から賞が授与されます。賞によっては、まちの中で展示やパレードができたり、アーティストとしてまちの中でアート作品を展示する権利が与えられたりします。

※ちなみにこの御輿は1年生が夏休みをかけて制作されたものです。例年、引き取り手が見つからず、藝祭から1週間後には解体されてしまうものがほとんどです。今回も引き取り手が見つかることを祈ります。

過去の御輿パレードの様子はこちらからご覧になれます

まちでの演奏も…

今年は、まちの中で演奏も行われました。藝祭と商店街は例年コラボレーションを行なっておりましたが、こちらも3年間分断され、まちでの展示や演奏のノウハウが消えかけておりましたが、こちらもギリギリのところで、大学と商店街の繋がりやノウハウを繋ぐことができました。

藝祭2022 x 上野倶楽部
https://ueno-club.jp/geisai/

奉納演奏の場所は、摩利支天徳大寺様です。藝大のOB&OGが和とロックを合わせた演奏を行いました。当日は、摩利支天様のご開帳もあり、多くの方で賑わいました。

奉納演奏の後は、このような出会いも!!!

また東京文化LCのメンバーであり、現役の芸大生・L一ノ瀬も奉納絵馬を描いております。

最寄りの際は、ぜひ藝願成就の絵馬をご覧ください。

藝祭サンバパーティー

藝祭でお御輿と同じくらいに有名なものがサンバです。藝大サンバパーティーと呼ばれ、藝大生が大声をあげ、持てる限りの力を持って飛び跳ねます。盛り上がりの渦の真ん中では熱気がすごく、メガネをかけて臨と曇るくらいに蒸気が凄まじいです。例年、商店街の通りで行われていたサンバパーティーですが、今年はおかちまちパンダ広場で演奏が行われました。

青春っていいですね!!!コロナの中でもできることがある。芸術の火をたやしてはならない、と勇気づけられました。


今年の藝祭の学内展示は完全予約制で大学構内への立ち入りは制限されておりました。来年は、学内への立ち入り制限もなく、模擬店やサンバが堂々と学内で行われることを祈念しております。

藝の道は厳しいものではありますが、引き続き、東京文化LCは誠実に藝の道に励む若者を応援して参ります。

それでは、来年の藝祭でお会いしましょう!

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