私の勉強法 –第1回 元ガバナー 河合悦子–

元ガバナーの河合悦子さん

近年、生涯学習という言葉を耳にする機会も増えたのではないでしょうか?生涯学習とは、文部科学省によれば、生涯に行うあらゆる学習を意味します。学びの対象は、学校教育や社会教育、スポーツ、趣味などさまざまです。

今回は飽くことなき探究心で、日々英語を学び続ける河合悦子元ガバナーに英語の勉強法についてインタビューをさせていただきます。

5月吉日、元ガバナーの河合悦子さんに今も現役で続けている英語の勉強法についてインタビューをさせていただきました。インタビュアーはYCE委員長で東京文化LCメンバーのL城戸です。

L城戸:本日はご多用中、インタビューの時間を設けていただきありがとうございます。早速ですが、河合さんの勉強法について聞かせていただきます。私自身、日々英語を勉強しておりますが、河合さんはどのような勉強法をされているのですか?

河合元ガバナー:週に3回、1日2時間程度英語の勉強に励んでます。月曜日、水曜日、金曜日とレッスンを受けてます。やはりマンツーマンのフェイス・トゥー・フェイスが一番楽しいかしら。コロナだから3回のうち1回はオンラインです。顔合わせは子どもたちからもNGと言われているので。けど、こっそり…なんてね(笑)。習ってからは、これまで英語から離れたことは基本的にありません。

L城戸:YCEでも河合さんによくご一緒していて本当に英語を使いこなされていると思います。それでもまだまだ勉強される意味はなんでしょうか?

河合元ガバナー:まだリスニングが少し苦手な部分があります。夫はシカゴ大学に留学していましたが、しゃべることも素晴らしい英語でした。私も彼のようなレベルを目指してます。ヒアリングも自分がわかってる話題ならノープロブレムなのですが、もっと世界のさまざまな人と色々な話ができるようになりたいと思い、聴く耳を磨いています。普段の生活ですと英語を喋るチャンスがありませんよね?ネイティブの先生を相手にユージュアリー・カンバセーションを25分、テキストについてのディスカッションを25分するのは本当に楽しいです。現在使っている英語のテキストは難しい部分が多くあります。電子辞書で引くと最後の最後に出てくる用法が用いられたりもしていますが、その際には先生に、こういうものは普段使わないと逆に意見も言ったりしています。文法に関しては誰にも負けません(笑)

インタビュー中の様子

L城戸:はじめから英語はそんなにできたのですか?

河合元ガバナー:記憶力はよかったと思います。理系の知識はまったく頭に入らなかったのですが、英語は自然と入ってきました。立教女学院では記憶力がよかったため、試験前に先生がこの辺を出すというと、そこを全部覚えました。先生からもよく褒められた記憶があります。村上さんの答案をみなさい!と(笑)。妬まれてもしましたが、高3からは楽しく英語が勉強できました。その後は、早稲田の英文科に行き、卒業しました。今とは男女比も異なりましたね。女の子は10%くらいでした。

L城戸:それではさぞかし、人気があったでしょう?

河合元ガバナー:それは秘密(笑)。共立女子学園の講師を務めましたが長男の夜泣きがひどく、家政婦はうちにいたものの3年半で辞めました。その後は自宅の和室で近所の子どもたちに一対一で英語を教えました。私が完璧なのは英文法なので、そこを中心に指導しました。

L城戸:私も毎朝、英語を聴き、オンラインで英会話をしているがなかなか上達しないものですね。文法を気にしすぎるのでしょうか。

河合元ガバナー:外国人は気にしないですね。ネイティブでも文法的に間違ってることは多々あります。カリフォルニアの委員長とエクスチェンジでやりとりを英語でしたりしますが、臆せずどんどん話すのがよいと思います。

L城戸:最後にメッセージなどありますでしょうか?

河合元ガバナー:告知になってしまいますが、8月20日「第17回青少年英語スピーチコンテスト」を開催いたします。若い方にはぜひ参加してもらいたいと思います。夢や環境問題、世界平和についスピーチをしていただきます。流暢である必要はありません。まずは、日本語で自分の考えをしっかり持つことが大事です。その上で、伝えたい気持ちを持って英語を学べば自ずと話す力も身につくのではないでしょうか。これから日本の未来を背負う若者たちを応援したいと本気で思っています。ぜひ、若者の皆さんにはこのコンテストに参加してもらえればと思います!

L城戸:長時間インタビュー、ありがとうございました。

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取材中、少女のように目を輝かせて勉強法を語る河合元ガバナーがとても印象的でした。私自身も英語を使う機会は多い方なのでもっと英語に触れる時間を増やそうと思いました。

生涯学習は、知識やスキルを習得できるほか、思考力を磨いたり、新たな価値観を形成したり、同じ志を持つ仲間に出会えたりと生きがいを大いに満たしてくれます。日々、向上心を持って人生をより実り豊かなものにしていければと思います。

インタビュー起こし:東京文化LC L一ノ瀬健太

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