上野恩賜公園開園150周年総合文化祭レポート

上野恩賜公園開園150周年総合文化祭を満喫!

ライオンズの皆様、上野公園が今年で150周年ということをご存知でしたでしょうか?

2023年10月19日~22日の間、上野恩賜公園で「上野恩賜公園開園150周年総合文化祭」が開催されました。聞くところによると4日間で約200万人が来場したそうです


上野恩賜公園開園150周年総合文化祭
https://www.tokyo-park.or.jp/uenopark150year/


私は21日(土)の午前に様子を見に行きました。まずは噴水前広場の特設ステージで開催されたオープニングイベント。上野公園のマスコットキャラクター「うえのん」をイメージしたうえのんダンスを見ました。地元の高校生たちによるオリジナルの作曲とダンスがお披露目されました

うえのんポーズをとる地元高校生のダンス部

公園内を散策しながら、様々なイベントを体験しました。会場は多くの外国人の方でも賑わい、上野にゆかりのある各団体がテント出店しておりました。

会場内テントの様子

外国の方も多く来場されてました

下町風俗資料館では、昔の上野公園界隈の写真が展示されていました。見たことのある写真だったのですが、大きく引き伸ばされてみる写真は新鮮で気づかなかったところがたくさんありました。等身大といいますか、大きさが変わると入ってくる情報量も異なりますね。

下町風俗資料館展示

上野公園内にある五條天神社様はお茶体験を開催していました。心を落ち着け自らを振り返る時間を持つことができました。

お茶と言われて、やり方がわからない部分もありましたが、アドバイスをいただきながら落ち着いてお茶を楽しめました。

五條天神社様ブースにてお茶を体験させていただきました

五條天神社様の天井の絵図も月に一度観覧できるということです。

上野動物園前の出張郵便局テント

上野動物園前ではパンダポストも”家族連れ”になっていました。

パンダポストも家族連れで楽しそうです

特に印象に残ったのは、森の中のツリークライミングです。そう、木登り!

注目を浴びるツリークライミング

最近の公園は規制が多いイメージだったのですが、このブースを見てびっくりしました。

安全に配慮した上で行っています

森といえば、やはり木登りというイメージがありますが、安全に配慮しつつ実現されているとことがとてもアートだと思いました。公園やまちが変わり続けていく様や子どもたちを、この大樹は温かい目で見てくれている、そんな気がしました。

子どもたちも楽しく、大声を出しながら木登りをしていました。

トーハクや科学博物館、横山大観記念館などの上野に関わる文化施設や多慶屋さん、小池屋さん、上野のれん会さん、キッチンカーの出店など上野に関わるまちの商店も多数出品されていました。

上野公園の真ん中に上野のそのものの縮図が出現したようでした。多くの人で賑わった、まさに芸術の秋真っ只中のイベントでした。


感想

上野恩賜公園は、東京を代表する公園であり、多くの人々に親しまれている。今回のイベントは、そんな上野恩賜公園の魅力を再発見できる機会となりました。上野公園の各文化施設とまちの名店が一挙に集まる贅沢なイベントでした

上野恩賜公園開園150周年総合文化祭
https://www.tokyo-park.or.jp/uenopark150year/

L一ノ瀬健太

日本にはこんな祭りがあったのか!?愛媛の秋を彩る「西条まつり」

西条祭りの名物「川入り」の様子

新鮮な驚きとともに!

どうもL一ノ瀬です。今月、家内の実家に帰省したのですが衝撃的な体験をしてきました。

日本には、こんなに素敵なお祭りがあるのかと!まさに新鮮な驚きでした!その際に体験した、ふたつのお祭りをレポートいたします。

まさに祭りは文化の縮図。感動体験が凝縮された時間を楽しみました。

さて、愛媛県の東予地方には、毎年秋に「西条まつり」と「新居浜太鼓祭り」という2つの大きな祭りが開催されます。どちらも国の重要無形民俗文化財に指定されており、全国的にも有名な祭りです。

今回は「西条まつり」の様子をレポートいたします。「新居浜太鼓祭り」は来月にレポートをお届けいたします。

西条祭り
http://www.saijomatsuri.jp/


愛媛・西条祭りの魅力を徹底解説!

西条祭りは、愛媛県西条市で行われる秋の伝統的な祭りです。五穀豊穣を神に感謝する神事で、伊曽乃神社、嘉母神社、石岡神社、飯積神社の4つの神社の例祭の総称です。

祭りの目玉は10月16日の「川入り」で、各だんじりが市内と伊曽乃神社の間を流れる加茂川河川敷に集合します。夕闇迫るなか神様の御神輿の渡御を見送ろうと、約80台余りのだんじりが土手にずらりと一列に並び提灯を灯す様は幻想的で壮観です。

「川入り」へ向かう神輿とだんじり

私は名前だけは聞いたことがあったのですが、恥ずかしながら今まで西条祭りを調べずこれまで生きて参りました。こちらのお祭り、本当に圧倒されました。

秋風とともに宵闇に灯される壮観な日本の美に心を打たれました。感動。。。!!!

まちなかを練り歩くだんじりの様子
徐々に暗くなっていく河川敷の様子
河川敷に向かうだんじりの様子

屋台(だんじり)の魅力

西条祭りの屋台は、高さ10メートル、重さ10トンにもなる巨大な木造建築物です。精巧な彫刻や装飾が施されており、その美しさに目を奪われます。

屋台は、市内20か所の地区ごとに制作され、それぞれに異なるテーマが設定されています。なかには、江戸時代から続く伝統的な屋台も多く、歴史を感じることができます。

広場で休憩するだんじり

なんといっても、一番の見どころは夜間の屋台のライトアップ。幻想的な光に照らされた屋台は、昼間とはまた違った魅力があります。

出店の様子。

出店も多数出品していて賑やかでした。サメ吊りくじ引き(リアルなサメの模型を釣竿で釣り上げ、中のくじを引くというもの)が賑わっていたのが印象的でした。

川入りに向け徐々に人が集まります

だんじりの練り歩きを近くで見てその威勢の良さにドキドキワクワクしました。迫力ある音と、華やかなその姿に、思わず見惚れるほどでした。はじめは遠くで見るつもりだったのですが、いてもたってもいられず、家内と娘をほおっぽり出して(反省)川べりまで迫って見てしまいました。

遠くから見る「川入り」の様子

祭りの見どころ「川入り」

西条祭りの見どころは、なんといっても「川入り」です!私はこれに心を奪われました!!!まさに全身が感動しました。

市内を流れる加茂川の河川敷に、武士の透かし彫りや金の刺繍などできらびやかに飾りつけられただんじり約80台が、かねや太鼓を打ちならしながら集まり…

日が沈んだ午後7時ごろ「よいやさ」という勇ましい掛け声にあわせ、だんじりが次々と川に入っていきます!!!

これは近くで見なければ、一生後悔する!!と私は走って河岸に向かいました!

この「川入り」は、神様の乗ったみこしをだんじりで取り囲み、帰りを遅らせようとするもので、祭りの終わりを惜しむ行事となっています。

こうした神様とともにあろうとする日本文化あり方に私はとても共感を覚えます。

土手に並ぶ夜間の屋台のライトアップもとても幻想的でした。本当に綺麗なんです。もう、最高。言葉じゃない。闇夜に浮かぶ屋台の姿は、まるで夢の中にいるような気分になりました。

そして、祭りに参加している地域の人々の熱気も、とても印象的でした。屋台を引く人たちの力強い姿や、沿道で祭りを楽しむ人たちの笑顔に、心が温まりました。

男女ともにお祭りの時はとても凛々しくかっこよく見えます。祭り、っていいですね。超楽しい!!!

今回撮影した「川入り」の映像
https://photos.app.goo.gl/NkQGS9FtahRsiowm9

コロナがあけ久々のお祭りだったとのことで、とてもタイミングが良かったです。ライオンズメンバーの皆様も機会があれば、ぜひ西条祭りを訪れてみてください。

日本が誇る秋祭りの魅力を、存分に味わうことができます。

西条祭り
http://www.saijomatsuri.jp/

来月は、新居浜太鼓祭りをお届けします

L一ノ瀬健太

【10月の例会訪問】つくばOAKライオンズクラブ・アート支部の皆様と意見交換

10月の例会では、美味しい秋の味覚を堪能しながらアートに関する意見交換をさせていただきました。つくばOAKライオンズクラブ・アート支部様からはピアニスト、サックス奏者、フラワーアーティスト、障害科学者など実に多彩な才能あるメンバーにご参加いただきました。

今では高級魚となってしまった秋刀魚。美味しくいただきました。

芸術の秋、味覚の秋を一挙に堪能できた素晴らしい夜でした。

東京文化LCでは引き続きアート関係に従事するライオンズメンバーの皆様との交流を行ってまいります。

Mature紀行③バルビゾン村

パリから南へ約60キロ、美しい田園風景を抜けていき広大な農地にやってきました。だれもが見たことのあるような情緒あふれる農場です。ノスタルジアを感じているうちに左にかけてあるモザイク画を見るとその情感はそこはかとなく膨らんで行くのではないでしょうか。

■ミレー『晩鐘』の農地

19世紀のフランスの風景画家グループがこの村に集い活動をしていたため彼らは”バルビゾン派”と呼ばれていました。この時代、チューブ絵具の発明により戸外での自由な写実ができるようになり芸術家たちはたちはこの村の美しい自然の中で写生をはじめました。

この村では画家ミレーのアトリエ謙住居が有名ですのでさっそく訪れてみましたが、敷地内には誰もおらずお休みかとおもったところ、ミレー―の子孫であるという管理人さんがちょうどお昼休みから戻ってきて鍵をあけてくれました。故に流れとしては私とガイドさん2人でアトリエを独占できるという幸福な時間を過ごすことができました。ここにはデッサン画が残されており『晩鐘』『落穂ひろい』にさしで対面することができました。

■ミレーのアトリエ(筆者)

中学時代に初めてミレーの絵画を見てコピーを部屋に飾っていた私にとっては感無量、予想だにしなかった展開でした。田園風景がとても寂しく、地平線がとても遠く、この農地は彼らにとっては途方もなくひろく過酷であったであろうと。モノクロ写実のすごみにくわえ、『落穂広い』の下にある木靴が物語ります。硬くて、重くてこれでは足の皮膚は固くなりマヒしていたに違いありません。たくましく生きる農民に宗教的意味合いを持たせた、崇高さを表現したと言います。アトリエを見ていくうちにさらに感動したのはゴッホのコメント。ゴッホはミレーを尊敬し、複製を手に入れ何度も模写することによって自身の画家としての境地を切り開いていったそうです。パンフに記載の英語では”For me,it is Millet, the essentially modern painter,thanks to whom the horizon has opened up for us”とゴッホが言ったと書いてあります。

■Mille vs Van Gogh

もうひとつ紹介したいのが村の美しさです。この村の人口は約1500人あまり、世界中から観光客がくる事で有名であるというものの夏のとある日曜のお昼時、村の中心がこのような人通りでした。19世紀のレンガ造りの家屋を見ながらゆっくり石畳を歩くと心がみたされます。昭和天皇が訪れたという由緒あるレストランもゆったり。他のお客さんから話しかけられてきます。「来年東京にいくけどどこかおすすめですか」と「あなたたち(バルビゾンを楽しんでいる文化好きのあなたたち)はきっとUENOが好きですよ。」と”Oh, U-E-NO、 Thank you!  We should go to UENO.”と楽しかった会話が思い出されます。

■ゆったりバルビゾン村歩き

バルビゾンの美しい村に高揚し そのおかげで感性も研ぎ澄まされ すばらしい作品群に出会いました。現代のバルビゾン派Herve Turpinという画家です。自然や森を描くその光と色づかいが私の情緒感をたっぷり楽しませてくれました。ミレーのアトリエの出口付近に飾ってありましたので紹介します。19世紀にくらべるとすこし幸せの予感がします。

■現代のバルビゾン派Hervé Turpin,

東京文化ライオンズクラブ

L 城戸正幸

古の都・ローマに想いを馳せるイタリア尽くしの楽しいナイト・ミュージアム例会

東京文化ライオンズクラブの例会で東京都美術館「永遠の都ローマ展」に行ってまいりました。

カピトリーノ美術館の所蔵品を中心にローマの歴史と日本との関わりにフォーカスを当てた展示です。

カピトリーノとはローマに7つある丘の中の一つで、ユピテルを祀る神殿でありました。15世紀に当時の教皇が作品を市民に寄贈したことがきっかけで美術館としての役割を担うようになり、その後、ローマで見つかった考古学的な遺物や名家の絵画コレクション、バティカンからの由来する彫刻などが収集され類稀なるコレクションが揃うことになりました。

当日は、一ノ瀬Lの解説や見どころを入場ゲートで聞いたのち自由鑑賞となりました。

ちなみに一ノ瀬Lから紹介してもらった見どころは、下記です。

①カピトリーノのヴィーナス
②カピトリーノの牝狼
③ディオニュソスの頭部

①カピトリーノのヴィーナスは、まさに門外不出の彫刻作品。これまでカピトリーノ美術館を出たのが今回を含めて3回だけの極めて珍しい展示です。展示室では360度どこからでも鑑賞できる贅沢な展示空間でした。夜間開館という時間もあり、ゆったりのんびりと鑑賞できる贅沢な時間でした。

②カピトリーノの牝狼は世界史の教科書でもみた箏のある作品です。実物はとても大きく卓上サイズと思っておりましたら、とても大きな彫刻で驚きました。会場、入ってすぐのところに迫力満点で配置されております。

③ディオニュソスの頭部は、日本の美術教育素材として輸入されたものです。工部美術学校時代にイタリアからもたらされ、それが今も日本の予備校教育にデッサンのモデルと活用されています。美大・藝大を目指したものにとってはあまりみたくないもの、ひょっとしたら吐き気すら催すかもしれないと一ノ瀬Lが語っていたのが印象的でした。

展示会場では写真を撮れるコーナーがありました。トラヤヌス帝記念柱の一場面です。

精巧なレリーフが彫られています。

会場の終わりには記念撮影できるコーナーも。コンスタンティヌス像の頭部が見送ってくれました。お土産コーナーにある可愛いグッズもお楽しみください。

たくさんの作品を見て頭がぼーっとしているメンバーたち

その後は上野の杜を移動して懇親会会場へ。

虫の声が聞こえ、涼しい夜散歩です。

その後は、上野のイタリアンレストランで We Serve!

それぞれが感じた感想を述べ合い、さまざまな視点がを共有できたのが新鮮でした。

古の都・ローマに想いを馳せるイタリア尽くしの楽しいナイト・ミュージアム例会

おつかれさまでした

※詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。

東京文化メルマガ通信デスク

沖縄うるま市でアートワーケーションしてきました!

どうもL一ノ瀬です。南の島からめんそーれです。

先週、沖縄のうるま市にてワーケーションに行ってまいりました。人生40歳を前にしてはじめての沖縄でテンションが上がっております。

今回はうるま市の観光スポットに焦点を当てたくさんの魅力ある文化資源をいくつかご紹介させていただきます。

那覇空港に着くなりライオンズクラブのマークがお出迎えです!

ちなみにワーケーションとはコロナ禍に流行りはじめた造語で、Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせたものです。 テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことです。余暇主体と仕事主体の2つのパターンがありますが、今回は主にビジネスで行ってまいりました。

バスの揺られること1時間ちょっと、うるま市を目指します。バス停の時刻表には糸満や辺野古、普天間などニュースで見る地名がたくさんありました

アート関係のご縁から、うるま市の文化資源を活用したまちおこしに関わらせていただいております。アートの力、主にアートシンキングでうるま市に稼げる産業を創出するお手伝いをさせていただいております。

アートシンキングとは、アーティストの思考様式を活用し、ビジネスの革新と成長を促進する方法論のひとつで、アーティストの柔軟な発想は従来の思考の枠を時ほぐし、自由で柔軟な新しい解決策を見つけることに役立ちます。

シルミチューのミルク門。アカマタがいてびっくりしました!

今回のワーケーションではうるま市でのたくさんある多様な文化資源をリサーチしました。

うるま市にきたら必見の海中道路、映えスポットしかない離島地域、巨大な植物園、鍾乳洞から名物の闘牛、人柄を感じられるスナックの石川地域。

ビオスの丘の遊覧船ツアーにてランを撮影

ケイブ沖縄の鍾乳洞

石川地域の人気スナック「ず」。入りづらい雰囲気ですが、とっても気さくなママさんたちが待ってますよ!

ぬちまーすの工場見学と幸せ岬として知られる果報バンタ。

一面の塩!常温瞬間空中結晶製塩法という独自の技術で塩が作られます
検品室の様子です。異物がないか丁寧に確認します

世界遺産の勝連城趾、それに隣接するあまわりパークでは生ミュージカルも見られました。さらにさらに、ちょうどタイミングもドンピシャでエイサー祭りも見ることができました。いくつか行った場所の写真です。

勝連城趾、途中まで専用のカートで行くことができます
かつての王・あまわりもこの景色を見たのでしょうか

地元の中学生たちの生ミュージカル!クオリティーが高く、楽しい舞台でした。あまわりパークにて
エイサー祭りの様子!会場は熱気に包まれました!

沖縄の中のうるま市という視点から他の地域も視察をしました。

市役所の方とも意見交換もさせていただき、外から見たうるま市のいいところ、こうした方がもっと良くなるといった改善案、アイディアの共有など3時間濃密なディスカッションをさせていただきました!

万座毛からの景色
うるま市役職。丹下健三の弟子であり地元の建設会社の国馬幸房によって設計されました

ワーケーションの途中では同じ東京文化メンバーのL池本が沖縄にいることが発覚して、まさかのアメリカンビレッジで合流!ラスベガスのようなまちで、ハンバーガーを若い米兵に囲まれながらいただく感覚はとても不思議な気分でした。

こういうのがライオンズの醍醐味なのかもしれませんね。ご縁が繋がり、楽しい時間が、まさか沖縄の海で広がっていくとは思ってもおりませんでした。池本Lには深夜にうるま市から宜野湾、那覇・国際通りとひっぱられるがままに南下させられましたが笑。夜に移動する際には那覇の中心街から、うるま市までそれほど遠くないこともわかりました。

国際通りは若者たちで賑わっていました

滞在を終えて、うるま市は、観光資源に溢れる沖縄の中で一際住みやすいまちのような気がしました。何より子どもの数がとても多い。入った居酒屋でも子どもたちが走り回ったり、ゲームをしていたり、漫画を読んでいたりとせわしなく走り回っている情景がありました。都内ではあまり見られない光景です。

大東寿司!沖縄県の大東諸島で食べられる伝統的なお寿司です!贅沢!!!

そして、食べ物がうまい!これは沖縄全土に言えることかもしれないのですが、まぁ、うまかった。沖縄の郷土料理であるスーチカもとても美味しかったです。泡盛もついつい飲み過ぎてしまいました。おしゃれなカフェもたくさんあり、カフェ巡りが趣味の人にとっては沖縄はまさに天国かもしれません。今回は宿&喫茶アガリメージョーさんに行きました

宿&喫茶アガリメージョーのタコライス!

そして、物価も安かった。地方創生でよく地方に行く私ですが、本州で地方で物価の安さを感じたことはあまりありませんでした。今回の沖縄滞在でははじめて物価の安さも感じました。

アートシンキングでまちおこしをするため、ちょくちょく現地の方にヒヤリングというかインタビューをするのですが、みなさん幸せで、とくに困っていないということでした笑。東京との二拠点生活に沖縄のうるま市はとてもいい場所に感じられました。

ケイブ沖縄近くのオシャレな小道。高台にあり見晴らしがよかったです

みなさん、いかがでしたでしょうか?写真を数枚アップした程度では、うるま市の魅力をまだまだ伝え切れてはいないと思います。

各スポットの詳細はおいおいご紹介していければと思います。現地に行き、においを嗅ぎ、写真に映らないその背後の様子や風を感じてこそ、旅の味わいがあります。

今回のワーケーションを機に私はうるま市のファンになりました。

また今回のご縁のように、沖縄でライオンズのみなさんにお会いできますこと楽しみにしております。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

L一ノ瀬健太

ヒストリーライオン『どうした家康・なにした家康』【えびすくい音頭の魅力に迫る!】

皆さんこんにちは!
東京文化ライオンズクラブと歴史探求団体「ヒストリンク」のコラボレーション企画
ヒストリーライオン『どうした家康・なにした家康』を配信いたします:)

今号の内容は
【えびすくい音頭の魅力に迫る!】と題しまして、
大河ドラマの中で登場するあの愉快で魅力的な踊りと
その踊りにまつわる各地の取り組みを紹介します:D
ヒストリンク代表の斎藤より、愛知県岡崎市でのとりくみの最新レポートもお届けします♪


読者の皆様は「えびすくい音頭」をご存じでしょうか?
大河ドラマ『どうする家康』をご視聴であれば「えびすくい」という単語にピンとくるかもしれません。
ことあるごとに劇中登場し、松潤家康に呆れられつつも家臣たちに踊られてきた賑やかな舞い。
瀬奈が亡くなったあとの「ぶらり富士遊覧」回では”闇落ち”した殿自らも披露して、
ジャニーズで鍛えた?体幹を活かしたキレッキレの踊りを披露して話題になりましたね。
実はこの愉快な踊りはドラマの完全な創作というわけではなく実際に踊られたことが記録として残されています。

○史実としての「えびすくい」
この踊りを始めたのは後に徳川四天王と呼ばれる重臣酒井忠次でありますが、
天正14年(1586)には家康が北条氏政を訪ねたときの酒宴で「忠次が海老すくいを踊った」という
逸話があるとのことです。えびすくいはどじょうすくいを彷彿とさせる珍妙な御座敷芸だったそうで、
新潟市には狂言のひとつとして「海老すくい」が伝わっていたとの紹介があります。
(出典:『庄内藩酒井家』,佐藤三郎)
また別の資料には天正3年(1575)三方ヶ原に敗れ気を落とす諸将のために
家康が忠次にえびすくいを命令したとの話も伝わっています。
非常に滑稽な踊りで家臣たちの気を陰から陽へと転換させたとのこと。
その他長篠の戦いの際に信長の前で踊った等々、ことあるごとに踊られていたのが「えびすくい」なのです。

徳川家康の家臣 酒井忠次が刀に込めた信念と決死のえびすくい
https://www.nhk.or.jp/shizuoka/lreport/article/002/67/

○現代の「えびすくい音頭」
そんなえびすくいが本来どのような型であったのかまでは現存していませんが、
今回大河ドラマに合わせて復活させたのが愛知県岡崎市の本多秀行氏。
最近NHKでも紹介され、愛知県を中心に話題沸騰中の「えびすくい音頭」であります。
氏によればこの歌は「陰と陽を意識して静かなパートと賑やかなサビ部分で磨かれ作られている」そうで、
大河劇中のえびすくいの動きとも矛盾が出ないよう工夫をして作られた曲とのことです。
岡崎ではQURUWA(くるわ)盆踊り会が中心となりこの曲を盛り上げていて、
今夏は岡崎の至る所で「えびすくい音頭」が披露されました。
筆者である私盆踊りDJ鈴木も上野不忍池の夏祭り(不忍夢)にてこの曲を踊らせていただいたき、
そちらのご縁で「江戸ー岡崎」の”盆踊り交流”も開始されることになりました。

参考動画:うえの夏まつり不忍夢(しのばずのゆめ)2023年7月22日
https://x.com/bonDsuzuki/status/1682762446300397570?s=20

○”酒井忠次”からみたえびすくい音頭
最後に、各所で酒井忠次を演じている皆様からみた「えびすくい」話を拾遺します。
先日山形県鶴岡市で行われた大河トークショーでは忠次役の大森南朋さんが
「どうなの忠次」という質問コーナーでえびすくい秘話について熱く語っていたそうです。
こちらがどんな内容だったのか…激しく気になります。
また、本誌おなじみ岡崎市公認の大河応援コミュニティ「どうする岡崎家臣団」の
ファンミーティングでは葵武将の忠次公も降臨され、
その際には「おとこ踊りは海老の気持ち、おんな踊りは掬う側の気持ちで踊るとよい」
というアドバイスを頂きました。

大河コミュニティでは音頭制作者の本多氏とも連携しながら、
年末の紅白出演を目指そう!という動きも起こりつつあり、
今後ますますの人気沸騰が予想される「えびすくい音頭」
YOUTUBEにて踊り動画が確認できるのでライオンの皆様も是非一度ご確認いただけたらなと思います:D

【ライオンズ×歴史団体ヒストリンクのコラボレーション企画の進捗共有】

ヒストリンクの齊藤太一と申します☆
9月も、ヒストリンクで関わらせていただいた徳川関連のイベントが複数ありました!その一部をレポートさせていただきます。
2日には、「どうする岡崎家臣団」(ヒストリンク企画協力)という約120人がメンバーとなっている歴史や岡崎、大河ドラマのファンコミュニティのオフ会がありました☆
衝撃の徳川家臣団からの出奔が話題となった石川数正で有名な石川家の子孫・石川英昭さんをお呼びし、岡崎城の一帯ででランチ懇話会や大河ドラマ館の見学などを満喫しました^^
家臣団メンバーが交流を深め、武将隊の演武などを満喫しました!

3日にはJR東海さんの旅行キャンペーン「どこ行く家康」の一環の講演会が開催。「どうする家康」の古文書考証をしている大石泰史さんをお呼びしての講演会・岡崎大河ドラマ館ツアーで、ヒストリンクは講師派遣サービスで大石さんを仲介・紹介し、関わらせていただきました♪

15-16日の講演会企画・歴史ミーティングおさざきの陣でも、河合敦さん、大石さんの出演に関わらせていただきました☆
徳川・歴史を通したまちおこしに引き続き、関わり続けてまいります^^
読者の皆様にも、徳川や歴史関連の講演会やトークショーの開催、パンフレット、創作物作成の際はご協力できるかも知れません!^_^
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
【参考リンク】
https://x.com/histlink/status/1698303277614702794?s=46&t=ImeothugGCqt35k18MUrLw



【☆ヒストリーライオンでは質問も募集しております】
今回のレポート・特別篇はいかがでしたでしょうか?
歴史や地理に興味のあるライオン同士で繋がりましょう!
本メルマガでは歴史好きにとって興味深いトピックも詳しく解説していきます。
(例:長篠の戦い、神君伊賀越え、関ケ原などは大注目!)
歴史に興味がある・これから学びを深めていきたい…といった歴史情報に注目されている方がいましたら、
ぜひメルマガの感想をいただけますと嬉しく思います♪
大河ドラマを見ていて疑問に思ったことなども、なんでも質問いただけましたら調査致します。
歴史好きな皆でぜひ交流を深めていきましょう。
よろしくお願いします♪

【ご参考】
☆どうする家康HP
https://nhk.or.jp/ieyasu/
☆ヒストリンク
https://historyenjoy.com

えびすくい音頭 公開練習風景
https://www.youtube.com/watch?v=jX4MrJPdTwg

「えびすくい音頭」で市民ら盛り上がる 愛知県岡崎市の盆踊り大会 (23/08/12 07:22)
https://www.youtube.com/watch?v=UVJYT0XB5tk

【文責】
東京文化ライオンズYCE委員会・地理歴史研究班所属、鈴木慎平
協力:徳川家を楽しむ会(歴史研究者とのマッチングサービス)
連絡先:yanaka.labo@gmail.com
歴史団体ヒストリンク・歴史を楽しむ会 代表 斎藤太一
連絡先:http://histlink.pro.fan@gmail.com

【アクティビティ訪問】〜心・技・体を鍛える〜東京秋葉原ライオンズクラブ

柔道、剣道に代表される日本の武道は心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道です。本大会は、子供達の掛け声と、父兄の歓声に包まれる中、見応えのある大会となりました。

◾️第38回八署対抗少年柔剣道大会について

日時 令和5年 9月 18(日・祝) 敬老 の 日

時間:午前 10時 30分 か ら午後 2時 50分
場所:中央 区立総合スポーツセンター
主催:東京秋葉原ライオンズクラブ
共催: 東京柳橋ライオンズクラブ、東京鳥越ライオンズクラブ、東京数寄屋橋ライオンズクラブ
協賛:警視庁浅草署 (幹事署)、蔵前、久松、万世橋、築地、中央 、上野、下谷 各警察署

⚫︎目的

本大会設立は柔剣道 を通 じて、少年たちに 自分の役割 、忍耐力及び道徳性 を養いつつ、社会の規律 、モラルに従う気持ちを育て、非行のない明るい街づくりに寄与しようとするものである。

⚫️歴史・歩み

昭和 56年 10月 、東京秋葉原 ライオ ンズクラブが地域社会の少年たちの健全な育成を図るため、万世橋署・久松署・蔵前署の 3警察署の協力により三署対抗少年柔剣道大会を開催したのが始まりである。

翌年、この趣旨に賛同した築地署・下谷署・浅草署の3警察署が加わり六警察署に拡大した。

さらに、昭和 60年には上野署・中央署の2警察署が加わり、今日の8警察署による少年柔剣道大会の礎が出来上がる。

以降、千代田区・中央区・台東区を管轄する上記8警察署 において柔剣道を愛する多くの少年少女が参加し、八署対抗少年柔剣道大会を開催する。

毎年、各警察署が当番を持ち回り、原則として、9月の下旬の休日を利用して本大会は開催される。小学1年から中学 3年の各学年にて柔道、剣道の各々優勝を目指してトーナメント戦、総合優勝を目指して団体戦が実施される。

⚫️令和5年度 第 38 回少年柔剣道大会の概要

9月18日「敬老の日」の休日、場所は浜町の中央区立総合スポーツセンター。

当日は朝早くから、各警察署の関係者、ライオンズクラブのメンバー等で大会の準備作業に取 り掛かる。 

今大会は、参加者の少年少女選手が101名、付き添いのご父兄が約100名、警察関係者が約50名となり、広いスポー ツセンターの道場が狭く感じられる程の人混み、盛況であった。

開会挨拶の後、東京秋葉原ライオ ンズクラブ会長、実行委員長 の挨拶と続き、

御来賓の今大会 当番署である築地警察署の署長に御祝辞を頂いた。

その後、柔剣道師範による模範演武、優勝旗返還、選手宣誓と続 き、柔道、剣道がそれぞれ に試合会場を異にして別れ、熱戦が展開された。

試合後、各警察署より推薦されている成績優秀者、また学年毎の優勝、準優勝全員に対してライオンズクラブメンバーから表彰状と記念のメダルの授与が行われた。

さらに団体総合優勝の表彰も行われ、今大会も盛大に成功裡の内に終了した。

昭和56年に始まり、回を重ねる度に関係者による大会認知度も高まり、大会は少年たちにとつては常日頃の道場での鍛錬の成果を発揮出来る最高の機会となっている。

東京秋葉原 ライオンズクラブの積極的奉仕活動により、第1回大会以降一度も大会が中止・延期になること無く今日まで毎年開催され今日に至っている。

東京秋葉原 ライオンズクラブメンバー全員が大会設立の原点に立ち返り、厳しい台所事情に も拘わらず、これからも奉仕活動を続けて参ります。


東京秋葉原ライオンズクラブ
L 川又美由喜

文化リレーコラム・Mature紀行②ロンドン塔

ロンドンといえば夏目漱石が「倫敦塔の歴史は英国の歴史を煎じつめたよなものである*」と語っています。ゆえに私は心して訪れてみました。11世紀に要塞として建てられ、後に王の居城にして、そして牢獄としても使われたといいます。とはいえ倫敦塔の威容をお伝えするのはとても難しいものです。今回はその歴史を少しでも煎じていただけますように、絵画や小説などとあわせてMature紀行をお届けします。

 シェイクスピアによって極悪人として登場するリチャード3世には諸説あります。ただし世継ぎの王子とその弟をロンドン塔へ連れ込み自らが戴冠したことは事実です。その少年たちはロンドン塔から消えました。絵画の中で兄弟は話しているようです。

兄:『命さえ助けてくるるなら伯父様に王の位を進ぜるものを』

弟:『母様に逢たい』*。このとき、とても醜く、びっこのリチャード3世は「そばを通れば犬もほえる」の噂そのもの、子犬がその陰謀を物語っています。

◾️1831年/『ロンドン塔の王子たち』ポール・ドラローシュ

ルーブル美術館所蔵:筆者撮影

「英国の歴史を読んだものでジェーン・グレーの名を知らぬ者はあるまい。またその薄命と無残の最後に同情の涙を濺がぬ者はあるまい。​​​」*

親族の野心のために倫敦塔で処刑されたジェーングレイは16歳、「九日間の女王」と呼ばれています。ロンドンナショナルギャラリーのこの作品はなんと、ほぼ等身大でじっくりと語りかけてきます。その美しさ、切なさ、恐ろしさ、見入るうちに鳥肌が立ってきました。死刑執行のサインをしたのはブラッディメアリことメアリー女王、英国の歴史と芸術の極致を味わったような気がしました。

◾️1833年/『レディ・ジェーングレイの処刑』ポール・ドラローシュ

ロンドンナショナルギャラリー所蔵:筆者撮影

名作をかみしめながら灰色の壁を通り抜けるとビーフイーターが観光客を集めていました。ビーフイーターとはこの塔の番人のことで今ではツアーガイドの役目をこなす人気者です。すこし陰気な塔内を明るくもてなしてくれます。「塔のシンボル、天守閣をホワイトタワーと呼ぶのはマーケティング戦略さ」と観客を笑わせます。

◾️ロンドン塔とビーフイーター(パンフレットより)

その横にひっそりとあるExecution memorial。これがあの・・・アンブーリンの処刑の跡地。思わず息を飲んでしまいます。英国史に燦然と輝くエリザベス1世の母親がここで処刑されたのです。

1861年ビクトリア女王がロンドン塔を訪れアンブーリンの物語に感動しこの地をメモリアルとするよう命じたと(Excution Memorialより)。その頃から歴史的建造物としての性格が濃くなり世界遺産に指定されたそうです。

◾️アンブーリンの処刑台跡:筆者撮影

◾️アンブーリン:Plauqe of Excution Memorial.

This sculpture marks the spot where Queen Anne Boleyn was thought to have been executed.

夏目漱石は「塔の見物は一度にかぎる」とかいています。英国の歴史は

おそろし過ぎるのです。そして英国人はあの凄まじい内乱を薔薇戦争と呼び、あの真っ赤なカクテルをブラッディメアリと呼び・・英国文化はよくやるもんだと思っていました。とはいえ現代のビーフイーターのジョークのセンスですこし理解できた気がしました。

◻️おもな参考文献

*「倫敦塔」(夏目漱石・青空文庫)

東京文化ライオンズクラブ

L城戸正幸

上野の杜ブログ 「藝祭2023とまちのコラボ」 

巨大な御輿とサンバパレードで有名な東京藝術大学の学園祭・藝祭、今年もその季節がやってまいりました。藝大生の汗と涙のお祭りの3日間です。実に4年ぶりのリアルな場で、コロナ前と同じ状態での開催となります。

今回はその藝祭の見どころの一部をご紹介いたします。

https://geisai.geidai.ac.jp/2023/

今年のテーマは、いまここで。「いま」という瞬間の大切さと「ここ」でお祭りを行うことができるありがたさから決められました。

藝祭といえば展示や演奏、模擬店、アートマーケット、ステージライブなど美術学部、音楽学部の学生たちが日頃の研鑽を社会に広く公開するお披露目の場でもあります。上野公園で行われる巨大な藝祭御輿の練り歩きは初日の午前から午後にかけて見ることができます。各科オリジナルの法被を纏って魅せるダンスパフォーマンスは圧巻。上野公園の噴水広場は熱狂に包まれます。

お祭りは、上野公園内だけでなく、上野商店街も舞台に多くの展示や演奏が繰り広げられます。

中でも一番の見もの、それが上野商店街での藝祭御輿の渡御です。

今年は、上野六丁目商店街連合会がコロナ前と同様の状態で藝祭とコラボを行います。

↓↓↓プレスリリースはこちかご覧になれます↓↓↓

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000127536.html

上野マルイ、六丁目商店街の店舗でのポスター展示やストリートライブも連日開催されます。

写真は藝祭御輿渡御の様子です

藝大サンバ部も一緒に渡御します

昨年もコラボを行った上野中通り商店街では、今年も上野倶楽部にて藝祭とコラボを行います。今年はなんと!摩利支天をテーマにした日本舞踊です!

https://ueno-club.jp/geisai/

9月2日(土)に上野摩利支天の境内にて行われます。藝大博士を修了した新進気鋭の日本舞踊家による上野摩利支天をテーマにした創作演舞、こちらもぜひ必見です。

残暑の中かもしれませんが、秋の訪れを感じつつ、芸術の秋をいち早くお楽しみいただくのはどうでしょうか

東京文化LC L一ノ瀬健太