アートフェア東京2022にメンバーの一ノ瀬Lがキュレーターとして選出されました

2022年3月10日(木)~13日(日)に国際フォーラム(有楽町)で開催されたアートフェア東京にて東京文化LCのメンバーである一ノ瀬LがFuture Artists Tokyo 2022 SHIP展 キュレーターとして選出されました。

Future Artists Tokyo とは、若手アーティストとキュレーターが国際的に活躍するための機会創出を目的とした展覧会です。今回はNFTと3Dデジタル技術を活用した総勢24名の展覧会です。

会期中、ART FAIR TOKYO 2022内『Future Artists Tokyo 2022 -SHIP-』 ブースには多くの人だかりができておりました。

野田聖子内閣府特命担当大臣(地方創生 少子化対策 男女共同参画)をアテンドするL一ノ瀬
都倉文化庁長官とアーティストの松嶺貴幸さん

辻清人衆議院議員とアーティストの西田義孝さん
隈研吾さんをアテンドするL一ノ瀬

■Future Artists Tokyo 2022【東京】 主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、一般社団法人 アート東京
会期:2022 年 3 月 10 日(木)~2022 年 3 月 13 日(日)※3 月 10 日(木)は招待制 会場:東京国際フォーラム B2F ※アートフェア東京 2022 のチケットが必要です。 時間:11:00 ‒ 19:00 ※最終日の 13 日のみ 16:00 まで
会場 HP:https://www.t-i-forum.co.jp/

>Future Artists Tokyo 2022【東京】は、令和 3 年度日本博主催・共催型プロジェクトです

第27回がん制圧チャリティーコンサートのお知らせ

2022年5月22日(日)に日暮里サニーホールのて今井杏羽子Lのチャリティーコンサートが開催されます。特別ゲストは第60回日本レコード大賞企画書を受賞された菅原洋一さんです。

本ライブに先立ちまして、L今井杏羽子よりメッセージがございます。

どうぞご覧ください。
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私がガン制圧チャリティコンサートを始めたきっかけをお話し致します。

友人から誘われて区の乳がん検診を受けました。超音波だけに異常があり,他の複数の医療機関に受診しましたが判明せず,ガン手術を体験された友人から,ガン研究所病院を紹介され,超音波に異常があり,切開検査でガンが発見されました。

復帰コンサートの40日前でした。今日でお別れの作曲家の師匠に何回も辞退をお願いしましたが,出演の指示で術後29日目で歌いました。まだ傷が痛かったです。あれは師匠の励ましだったのでしょう。ガンの怖さを和らげてくれました。

小さくてもいいからコンサートを勧められました。第一回は文京シビックホール小ホールオープンの年でした。370席満席になり,翌年は日暮里サニーホール,ヤクルトホールなど開催し,12回からは新宿御苑の四谷区民ホールで開催しました。

27年の間に,背中を押して下さった沢山の方方が逝かれてしまいました。今、元気でいる目の前の方を再発の危機から助けることのできない悔しさ,悲しさ、早く解明してほしいと願うばかりです。

がん研究会有明病院に一部寄付をしております。私自身も再発の疑いがあり,99パーセントガンだと思うけど、1パーセントの決め手が無く、予防の意味で放射線を希望した前日,息子があわせてくれた霊能者の方から,あなたは癌では無いから明日の放射線は受けてはいけないと言われ,再度検査を受けると,ガンが治った跡があるとの事。

友人が連れて行ってくれた椎茸菌糸体が効いたのかもしれません。以来ガンは完治しました。コンサートはギターリストギター今井満と私の歌です。節目毎に菅原洋一さんをゲストでお招きしております。ガンは何と言っても早期発見が予防と言われます。

子ども応援ボランティアに参加してみて


荒川区「あらかわ子供応援ネットワーク(atフレスコ町屋)」ボランティア活動に行って参りました!

町屋での二回目のボランティアである今回は終始和やかに作業できました。同拠点での活動は東京都立大(荒川キャンパス)の学生や周辺の企業からも揃いの法被の参加者がいるなど組織の垣根を超えた地域の連携が印象的です。

茅野Lと子供支援ネットワーク代表の大村さんの話を横で聞かせて頂きましたが、大村さんは食糧支援などの活動では行政の単位を超えた地縁的な繋がりが必要だと仰っていてライオンズとして食糧集積のための場所提供サポートが可能かもしれない、という茅野Lのご提案にも
地域を跨いだ大きなコミュニティが出来るかもしれない、と未来を感じた次第です。

今回の支援では、様々な食料品・生理用品など必需品のほか前回に引き続きポケモン財団さんからのお絵かきセットやふるさと納税をされた方が贈答品を寄付した様子なども見かけました。

学生団体おりがみから参加してくれた石丸君と梶浦君は都立大学の学生団体からもインタビューを受けており、文化ライオンズの結んだご縁から新しい交流が生まれつつあります!

フレスコ町屋でのボランティア活動は今後も引き続き行われますので、L鈴木とL下谷もおりがみの皆さんをお誘いしつつ継続的に参加させていただきながら、区と区を超えた地域×学生×社会人の活動を手伝わせて頂けたらなと思います。

L鈴木慎平

文化を繋ぐ

コロナ禍において芸術や文化に触れる機会が減ってしまった子供達に
パフォーマンスという”文化”を届けてまいりました。

こんにちは。
東京文化ライオンズクラブ 若手会員のL磯崎一洋(瞬時)です。

この度、私の出身校である静岡県御殿場市立富士岡中学校にて「御殿場市夢創造事業(芸術鑑賞教室)」のゲスト講師として登壇をしてまいりました。

今回の芸術鑑賞教室では私の所属する事務所「Sofairlo」のメンバーと共に、世界レベルのジャグリングやパントマイムを披露。言葉を使わないパフォーマンスではあるものの、観客の皆様の拍手や「ざわっ」とした盛り上がり、生徒達のキラキラした目を見ることができ、会場の空気がひとつになる瞬間を感じました。
(コロナ対策で歓声NGだったのがもどかしい…)
また最先端のLED技術を用いた光のサーカスでは20機以上の機材を専門的なプログラムで操り、音楽と光のコラボレーションを演出しました。

コロナ禍において将来への不安が積もる中、学校の先輩が好きなことを仕事にしている。そんな生き方もあるんだ。という背中を見せるために、「好きなことを仕事にするという」テーマで講演を行ってきました。
私自身、2020年の5月から動画編集やデザイン作成といった新しいスキルを身につけ、ずっと挑戦したかったことを新しい仕事にしました。自分の好きなことや挑戦したいことを仕事にする方法、その仕事で活躍をしていく方法などを話し、この講演が中学生の将来の夢の第一歩になればと願っています。

具体的にプログラミングの仕事をするにはどうしたらいいのか?や、勉強が好きなので勉強を仕事にするにはどうしたらいいですか?といった積極的な質問をもらい、生徒たちのイキイキとした目や将来への前向きな質問を聞くことができ嬉しく思いました。

ちょうど担当の窓口になった先生が私の同級生のお母さんであり、懐かしい話をしながら打ち合わせをできました。また、私が学生だった時にお世話になっていた先生がいらっしゃり、成長した姿をみて胸が熱くなったとの声をかけていただきました。

今回は母校に赴き、芸術鑑賞教室を行いましたがそれ以外にも既に5校以上の学校で同様の講演活動も行ってきました。また、来年度も既に沖縄や島根などの遠方の学校を含む7校からお問い合わせをいただいております。

東京文化LCのメンバーとして、文化とは何か。文化を繋ぐことはどういうことか。夢を実現させるためにはどうすればいいのか。考えを深めながら、今後とも自分の仕事に向き合っていこうと思います。

330-A 地区 6R1Z 東京文化ライオンズクラブ
GST献眼・献腎委員会
L磯﨑一洋 / 瞬時
E-mail : hello@performershunji.com
瞬時HP: https://performershunji.com/

マレーシア・イスラーム美術館精選 特別企画 「イスラーム王朝とムスリムの世界」

イスラーム関連でも豊富なコレクションを有するマレーシア・イスラーム美術館の全面協力が得るれた展示で、特定の国家や地域によらない、世界規模のイスラーム美術の展示が一同に展示されています。イスラームと聞くと、ISISやタリバンなど日本のニュースでよく流れるコワいイメージがありますが、そうしたメディアの流す情報に対して自分なりの冷静な視座を持つことも大事と思い、東京国立博物館にやってまいりました。

知っているようでようでふだん馴染みの無いイスラーム文化と芸術をご紹介いたします

※撮影した写真でミニイスラーム文化芸術堪能ツアーもできます。リモートでご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

天気は快晴。雲ひとつありませんでした!トーハクの象徴でもある本館の右側・東洋館が今回の展示の開催場所です。

いざ、地下の展示室へ!

イスラーム教は、7世紀にアラブ人のムハンマドが預言者として唯一神に対する信仰を説き、創始した宗教です。その後、イスラーム教は西アジアのみならずヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、東南アジア、そして東アジアへと広がり、キリスト教に次いで世界で2番目に信者の多い宗教にまで発展しました。イスラーム教を受容した世界各地では、多くのイスラーム王朝が交替しましたが、いずれも各地の文化を融合させた独自のイスラーム文化を展開してきました。(展覧会解説文・参照)

私自身、イスラーム美術と聞くと、歴史的に幾何学的文様や花柄、アラベスク、カリグラフィーによる抽象的な装飾が頭に浮かびます。イスラーム美術では偶像的なモチーフが少ないため、人間や生物の描写は少ない印象があります。今回も美しいアラビア文字のカリグラフィーが随所で見ることができました。

展示品からは、イスラーム文化の多様性がうかがえ、イスラーム世界への理解を深める手がかりとなるような美術工芸品や歴史資料などが紹介されていました。

上記写真、右下の展示品は、ウマイヤ朝のアカンサス文柱頭でモスクの柱の上にのせられていたものです。イスラーム建築もイスラーム以前の地中海世界文化の影響を受けていたことがわかります。

展示は第1章から15章までと細かく分かれ、ムスリム世界の歴史と文化を概観しながら、個別の王朝ごとにイスラム文化圏の発展の過程を追うことができます。高校時代にうとうとしながら聞いていた世界史の授業で聞いた王朝がたくさん並びます。もっと真剣に世界史を学んでいればよかったと後悔しました(笑)

祈りの場であるモスクで用いられる聖典や敷物、ランプなどが展示され、ムスリムの生活を身近に感じることができました。

絵画の中で展示品がどのように使われていたかが示されます。写真の絵画の左下には木箱が描かれています。絵画から海風が流れてきそうです。

さて、各セクションの中でも今回、一番私がみたかったのがこちら!

ミフラーブ・パネルです。みてください!

このターコイズ・ブルー!!!超綺麗です!!!癒されます!!!

ちなみにミフラーブ・パネルとはアーチ形のタイルで、中央部分とその縁飾りで構成されています。ターコイズ・ブルーの濃淡で施釉(せゆう)され、様式の異なる文字文(もじもん)で装飾されています。モスクの礼拝する場所に設置され、イランや中央アジアの建築によく見られるものです。

もう一点、見たかったものがこちらです!

南インドの宝飾ネックレスです!ダイヤモンドとルビーをはめ込んだ花形パーツ、ペーズリー形パーツなどをつなげたものです。実に優雅で贅沢なアクセサリーです。

各王朝の変遷だけでなく、現代絵画や武器と外交のセクションがあるなど、さまざまな切り口からイスラーム世界を眺めることができました。とりわけ、現代絵画では迫力あるアラビア文字が美的に表現され、大画面で圧倒されました。

武具なども一式展示されています。

※撮影した写真でミニイスラーム文化芸術堪能ツアーもできます。リモートでご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

開催概要
名称:マレーシア・イスラーム美術館精選 特別企画 「イスラーム王朝とムスリムの世界」
会期:2021年7月21日(水)–10月10日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
会場:東京国立博物館 東洋館12・13室

詳細は東京国立博物館公式ウェブサイトをご覧ください

東京文化ライオンズクラブ
L一ノ瀬健太

老舗・蓮玉庵で古式せいろそばを食べてきました

ライオンズクラブの皆さん、こんにちは!東京文化LCのL鈴木と申します。
木々も徐々に色づき、本格的な秋の到来を感じます。

さて、秋といえば芸術の秋も魅力的ですが、やはりなんといっても食の秋でしょう。

今回、東京文化ライオンズYCE委員会の集まりで
台東区仲町通りにある「蓮玉庵」というお蕎麦屋さんを訪店しましたので、食レポをお届けいたします。ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。

こちらは湯島の仲町通りにある評判の名店で、
その佇まいは古式ゆかしく色町湯島の中にあって珍しい独特の雰囲気を醸し出しています。
聞けば創業は江戸末期、井伊直弼の”安政の大獄”でおなじみの安政年間という話で、
店の伝記が伝える1859年(安政6年)創業が正しいとすると
実に160年以上の歴史を誇るお店というわけであります。

蓮玉庵はかの幕末の戊辰戦争(上野戦争)の時には既に営業を開始しています。
創業当初は現在の場所とは異なる不忍の池の端沿いにあり、
江戸時代のガイドブックである『江戸名所図会』には既にその名前が見られて、
谷中や根津のほうからも多くの文人・歌人が訪れていたそうな。
蓮玉庵の名は森鴎外の「雁」や坪内逍遥の「当世書生気質」の中にも登場し、
樋口一葉も日記の中に蓮玉庵のことを書いているとのこと。

樋口一葉

店内には戦後まもなくと思われる年季の入った白黒写真や
往時の上野界隈の賑わいを伝える江戸期の浮世絵などが飾られており、
湯島を訪れフラっと立ち寄っただけでも何かタイムスリップをしたかのような
不思議な感覚に包まれるかもしれません。

今回我々が頼んだのは古式せいろそば。
三段に組まれた木組みの中に質感の異なる蕎麦がそれぞれ三種類。
山葵の効いたツユにつけ一気にすすると…ツンとくる薬味の後に
香り豊かなそば粉本来の風味を味わうことができます。

古式せいろそば

(使われているヤカンにも時の積み重ねを感じさせる情緒がありました)

我々を歓迎してくれたのはお店のおかみさん。
親切丁寧な接客とお客さんとの気さくな交流を心掛けているそうで、
我々も食べている間に様々な話を聞かせてもらえました。
今回なんとサービスでかきあげを一つ余計にいただきました。
さりげない心遣い。下町情緒を感じさせる一幕でした。

戦後には吉川栄治や池波正太郎も楽しんだという蓮玉庵。
存分に店内の雰囲気を堪能したあとで店内を後にしました。

外へ一歩踏み出すとそこには懐の広い湯島の街並みと秋晴れの空。
仲町通りは飲み屋も多い湯島の夜の顔ですから、
そのような活気ある場所で歴史を見守り時を積み重ね続けた蓮玉庵というお店は
往時の様子を幕末から今へと語り継ぐ歴史の生き証人ともいえましょう。
情緒を感じつつのせいろ蕎麦は最高でした。
ぜひまた行きたいと思わせる心遣いの光る名店だといえましょう。

店舗外観

L鈴木慎平

10月の理事会報告

東京文化ライオンズクラブ は10月の理事会を開催しました。クラブ手帳の作成やガバナー公式訪問、クリスマスチャリティーオークションの開催について協議しました。無事閉幕した若手企画のイベントBON FESの報告がなされました。オンライン配信での再生数1300を超える盛況ぶりでした。

オリパラ狂想曲、丹下健三にザハを思う

パラリンピックもいよいよフィナーレを迎えました。何かと新型コロナで慌ただしいオリパラでした。

ザハ・ハディドの建築問題も色々あったと諸々振り返っておりますと、興味深い展示がございました。時勢がらテーマにもあった展示ですのでひとつご紹介をいたします。

今、湯島にある国立近現代建築資料館にて丹下健三展が開催されております。旧岩崎邸に丁度隣接しており、岩崎邸の方からも入館可能です。その際にはチケットが必要となりますが、表玄関から入場すれば無料です。

丹下健三は、日本では「世界のタンゲ」と言われたように、日本人建築家として最も早く日本国外でも活躍し、認知されたひとりです。第二次世界大戦復興後から高度経済成長期にかけて、多くの国家プロジェクトを手がけ、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、谷口吉生など世界の名だたる的建築家を育成した、まさに日本現代建築の父とも言えるでしょう。

今回の展示は、戦前から万博までの丹下建築が当時の資料や写真、模型をもって紹介されています。全体は6章立ての構成となっております。

1 戦争と平和
2 近代と伝統
3 戦後民主主義と庁舎建築
4 大空間への挑戦
5 高度経済成長と情報化社会への応答
6 五つのキーワードの統合

※撮影した写真でミニ建築ツアーもできます。リモートでご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

戦争と平和のコーナーでは、丹下が第二次世界大戦とどのように向き合ったかが読み解かれます。一般的に近代建築は機能主義を採用し、生きている人々の生活に寄与することを目標としますが、丹下は、戦争を生き延びた市民と戦争で亡くなった人々を結びつける建築を掲げました。私は大変不勉強ながら、丹下が広島平和記念公園を作った建築家であることを知りませんでした。


近代と伝統コーナーでは、丹下がル・コルビュジエやワルター・グロピウスといった巨匠たちから何を学んだのかを伺い知れます。卒業設計ではル・コルビュジエによるソヴィエト・パレスなどコルビジュエの学ぶべき点を取り込み、設計に反映させています。

戦後民主主義と庁舎建築コーナーでは、米軍の空襲によって焼け野原となった都心部に多くの市民が集い、政治参加を体感できる庁舎をいかに生み出したたかが垣間見れます。戦前のいかめしい建築から市民にとって親しみある建物を目指しました。

大空間への挑戦では、丹下が構造家・坪井善勝とパートナーを組み、様々なシェル空間を実現したプロセスが紹介されます。当時、鉄は高価な素材だったため、工費の安いシェル構造によって大胆な造形を目指すことになります。試行錯誤の末に大空間がいかにして生まれたのか、その苦労と努力がしのばれます。

高度経済成長と情報化社会への応答では、高度経済成長期における丹下の都市ビジョンが注目されます。東京への一極集中の流れに対して、線型の都市モデルの必要性が主張され、工業化社会から情報化社会に変容していく先見的な知見が示されます。三次元的な都市建築が次々と丹下の手により生み出されます。日本万国博覧会のマスタープランは今見ても当時の夢と希望とエネルギーがありありと感じられます!


そして、本展示のメインともなる五つのキーワードの統合です。ご存知、あの有名な丹下の最高傑作、国立代々木競技場が紹介されます。セクション 1から5まで紹介してきた丹下のデザイン手法が国立代々木競技場で見事に統合され、現在も維持されている点に触れます。

圧巻の国立代々木競技場の模型。都市ごと作られてます。メンバーで建築家でもあるL中嶋はしばしば「建築とは都市に創造力という爆弾を落とすことだ」と語っておりますが、まさに東京・代々木に都市の創造性を牽引していくエネルギーの塊が落とされたようです。建築はまさにかくあるべき類のものなのかもしれません。

2階からは丹下の業績が一望できます。この建築資料館の映えスポットでもあります。

より精巧な模型が展示されており、上から見るとまさに勾玉のようです。代々木の大地に宇宙船が降り立ったかのような建築です。丹下の中にある日本の魂のようなものがありありと感じられました。近現代建築というと欧米に染まった建築のように見えますが、その精神性において丹下は戦前から代々木国立競技場まで常に日本の伝統文化というものを自身の建築のコアの部分に据えていたように感じました。

高度経済成長の中でのこうした国家プロジェクトであれば予算も潤沢にあったのだろうと思っておりましたが、最後の丹下健三のお弟子さんたちのインタビューを見て驚きました。予算は常になかったといいます。少しでも予算を削れるよう建具ひとつにこだわり、予算を抑えたといいます。偉大な建築家だからこそ、細部の細かいところまで疎かにせず監督するのですね。弟子たちの進捗状況や予算の具合を肩越しにのぞいていたというエピソードにほっこりしました。丹下健三を知る生の声から親近感を感じました。

以上、展示の構成を順々に見てまいりました。丹下の戦前から戦後にかけての建築の思いや考え方を理解できる展示でした。

未だ新型コロナ感染症の拡大が収まらぬ状況ではございますが、機会がありましたらぜひお立ち寄りいただければと思います。こちらの展覧会ぜひおすすめてございます!!!

※撮影した写真でミニ建築ツアーもできます。リモートでご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

丹下健三:戦前からオリンピック・万博まで 1938-1970

2021年7月21日(水)–10月10日(日)
開館時間:10:00~16:30
休館日:会期中無休
会場:文化庁国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内)

詳細情報はウェブサイトよりご確認ください。
ウェブサイトはこちらから

東京文化ライオンズクラブ
L一ノ瀬健太

「BON FES TOKYO 2021 ~うえの不忍夢祭り」開催のご報告と御礼

お世話になっております。L深澤です。

この度、8月28・29日に「BON FES TOKYO 2021 ~うえの不忍夢祭り」をオンライン上で開催いたしました。

「日本の夏祭りで、世界を繋ぐ。」

このコンセプトの裏には、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、異例の事態となってしまった2020東京大会がありました。今年、2020東京オリンピック・パラリンピックは海外からの観光客が制限され、無観客でのスポーツ大会の開催となってしまいました。オリンピック・パラリンピックは世界平和・共生社会のための祭典にも関わらず、例年に比べその目的達成は非常に困難です。

そこで、オンライン上で「世界が繋がる、新たな日本の夏祭り」を若者から届け、世界平和や共生社会への願いや感動を発信・共有したい。コロナ禍で活動や楽しみの機会を失ってしまった人々に、その機会を届けたい。そのような想いで開催に至りました。

和太鼓の演奏の様子

また、上野発祥の本イベントを、客足が途絶えてしまった上野の商店街を復活させる第一歩とすることも目標の一つでした。日本の代表的な文化の街「上野」やその商店街の魅力を世界に発信する番組も制作しました。

テーマは「和洋折衷」。日本の伝統的な夏祭りに現代・海外文化を取り入れ、年代や国籍・人種に関わらず多くの方々が楽しめる内容となりました。Zoomの盆踊りでは、参加者が自宅で盆踊りを踊り、画面越しに世界との繋がりや一体感を得ることができます。楽曲は日本の伝統曲から、流行の邦楽、洋楽まで扱います。YouTubeでは、書道パフォーマンスや和太鼓演奏、トランペット演奏や合唱など日本と世界を繋ぐオンラインライブを実施しました。

日本の和食文化を紹介

創作浴衣コンテストでは、現代の浴衣の新たな魅力を引き出す作品を、モデルが歩くランウェイで披露します。その他、世界の花火大会や多国籍寿司パフォーマンスなど計9つの企画を実施しました。

創作浴衣コンテストの様子

多くの方にオンラインで来場いただきました

結果、当日は、YouTube Liveではリアルタイムで両日合わせて総視聴回数は1000回を超え、Zoomでも常に50名ほどの参加者にご参加いただきました。

2020東京大会開催中に、東京都公認の文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」という大舞台で、学生ながらも無事成功を収めることができました。

また、日本人だけではなく、海外からの参加者も見受けられ、私たちなりに「日本の夏祭りで、世界を繋げる」ことができました。

盆踊りも大盛り上がり

この夏祭りを上野で毎年継続させていきながら、オリンピック・パラリンピック後のレガシーにも繋げていきたいと考えています。

このような成功を収めることができたのは、参加者の方々は勿論のこと、出演者やスタッフ、そしてご後援いただいた「東京文化ライオンズクラブ」のおかげだと思っています。

このような機会をいただき、誠にありがとうございました。

来年度以降も継続してまいりたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

東京文化ライオンズクラブ
L深澤文

L深澤文

盆踊りを通じた国際交流について「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」

盆踊りの一場面

文化ライオンズクラブYCE委員会所属、今回「盆踊りDJ」として本企画の盆踊り企画責任者として参加させていただきました鈴木慎平です。


皆様のご声援、ご支援の元行われました「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」は大成功のうち終えることができました。本企画は「温故知新」や「和洋折衷」といった”異なる文化に出会う•尊重する”ことを大切にしながら2019年から続いています。

2019年 うえの夏まつり~不忍夢(しのばずのゆめ)の様子


文化を学び受け継ぎつつ、新たな側面を見出していく…そんな想いの籠った一大盆祭りです。
文化継承と創造をコンセプトとしていますので、盆踊りの選曲にもそんなチャレンジングな想いが反映されています。


“東京音頭”や”八木節”などの誰もが知っている定番曲から”ダンシングヒーロー”や”恋するフォーチュンクッキー”といった盆踊り界でNo.1に盛り上がる曲、そして洋楽での創作盆踊りやインターネット上のアニメ文化を取り入れるなど、古典から新規まであらゆる盆踊りシーンの紹介ができるようにと曲選びにも工夫が凝らしてあります。

配信現場の様子


そのおかげもあり、毎年「非常にユニークで意義深い、ぜひ来年もお願いします」と定評をいただきつつあります。去年は初のZOOM配信(インターネット配信)で勝手もわからずの実施ですが、今年は三年分の蓄積もあり一層進化した盆踊りをお届けすることができたように思います。

今年のポイントとして①オリンピックとパラリンピックを意識して②英語と日本語の同時配信
を行うことがありました。

そのため悪戦苦闘しつつの原稿作成となりましたが、作成する過程で”盆踊りの意義”に何度も立ち返ることになり、「ただ踊るだけでなく日本人自身にとっても学びになるものを」、「自分たちの文化をますます好きになる、学びの機会としても活用されるように」、このように自分たちの活動の意義を捉えることができるようになりました。その過程を踏まえて行われた本番二日間では国籍を問わず様々な方から「とてもユニークでパワフル、知らないことを学ぶことができた(何より楽しい!)」という非常に好意的な感想を頂いくことができました。

•年代の違いや国籍の違いを乗り越えて一つのことを学び実践する。
•上野という町から発信する、これからの日本文化のあり方を体現する


これからの時代の”多文化共生”を考え表現する素晴らしい機会だったと感じます。

配信現場の様子

今回の盆踊り配信で日英両言語で文化発信することの意味と重要性を強く感じました。
特に印象深かったのですが、対訳式のスライドを活用した「学び→実践」の2way形式は外国からの参加者とって普通の盆踊りよりもかえって学びが多かったそうです。

新しい文化交流の在り方として盆踊りを軸としたインターネット上での「学び→実践」式の国際交流は楽しいのではないかと、コロナもまだ収まりきらない現状でそんなポジティブな側面を見出すことができました。

長くなってしまいましたが、盆踊りの選曲と実施から見えてきた事柄をレポートさせていただきました。今年の成功は去年のZOOM配信の経験がなければ存在していませんし、二年連続での盆祭り企画の成功はライオンズクラブの皆様からの暖かいご支援とご助力がなければあり得なかったものです。

多くの若者が協力して配信を行いました



参加者•企画発信者の全ての人が楽しんでくれたこのイベントにご協力いただき、本当にありがとうございました。

続けることの大切さ•文化継承の重要性を実地で体験させていただいております本企画、
来年も文化を守りつつ、今度は2019年のように実際に上野不忍池ほとりにて行えればなと夢が膨らんでいます。これからも一緒に文化発信を、日本から世界へと積極的に取り組んでいきましょう。

今回のBONFES2021へのご支援、本当にありがとうございました。

東京文化ライオンズクラブ
YCE委員会所属 鈴木慎平(盆踊りDJ鈴木)

盆踊りの一場面