東京文化LCのL木村です。
リエージュでの2年間の音楽院生活も残りわずかとなりました。
フランス語での修士論文の口頭試問も無事に終わり、あとはこのメルマガ文を執筆時点で歌の実技試験のみです。
最後の実技試験は自分の好きなオペラの曲を多く歌うので、楽しみたいと思います。
先日は室内楽の試験があり、1年間かけてあたためた企画の、マーラー作曲・シェーンベルク編曲室内楽版「さすらう若人の歌」を演奏しました。
「さすらう若人の歌」は失恋した若者を描いた歌曲集で、自分が修士論文で扱った曲の一つです。
オーケストラ版やピアノ版はよく演奏されるのですが、シェーンベルク編曲室内楽版はなかなか取り上げられないので、学生のうちしかこのような規模の企画はできないと思い、挑戦しました。
バリトン歌手とヴァイオリン2名、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、ピアノ、打楽器そしてハルモニウムという編成でした。中でもハルモニウムは内部構造の複雑さゆえの保全の難しさで、とても珍しい楽器のため、わざわざ音楽院外からレンタルしてもらいました。

こちらがハルモニウムで、マーラーの曲にとても合った音色がしました。
指揮者の先生を入れて、総勢12名、メンバー集めからリハーサル日程調整、諸連絡まで全て自分が主体となって行った企画でした。

大変ではありましたが、やり遂げられて良い経験となりました。
音楽院生活の中でも、とても印象深いコンサートになりました。
室内楽試験の翌週は、東京藝術大学時代の同級生に会いに、お隣の国、ドイツのケルンに行きました。
ベルギーのリエージュからはそこまで遠くなく、良い時間帯の特急があれば乗り換えなしで行けます。
ケルンの象徴といえば、ゴシック建築の「ケルン大聖堂」。

壮麗で素晴らしい建物で、ケルン中央駅のすぐそばにあるので、急に目の前に現れて驚きました。
細かい装飾や内部も作り込まれていて、いつまでも見ていられそうでした。
友人と藝大卒業以来10年ぶりに再会で、近況を喋りつつ、せっかくドイツに来たので、「シュバイネハクセ」という豚肉のすね肉を煮込んでオーブンでカリッと焼き上げた料理を食べました。

初めて食べる味で、この一品とビールで、これぞドイツという食文化を楽しみました。
このところは9月からのエストニアの劇場での仕事のため、毎日良い物件がないかとネットやFacebookページで引越し先を探しています。
もしエストニアのタルトゥにお知り合いがいる方は是非お知らせください…笑
それでは次回もどうぞお楽しみに!






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