東京文化LCのL木村です。
「べるぎー物語」といいつつ、今回はバカンス期間(日本のゴールデンウィークくらいの時期です)に初めて行った二つの国のお話をします。
まずはエストニアです。
今回行くまではなんとなく寒そう、くらいの知識しかなかったのですが、バルト三国の一番北側の国で、海を挟んでフィンランドと真向かいに位置しています。
そして世界屈指のデジタル先進国だそうです。
首都はタリンで、ジブリ作品の「魔女の宅急便」のモデルの都市の一つだそうですが、今回用があったのは第二都市のタルトゥという町でした。
というのも、タルトゥにあるヴァネムイネ劇場のオペラコーラスのオーディションの書類・映像審査に通ったため、本審査を受けにベルギーからなかなか遠いエストニアまで足を運びました。
オーディションのためなので節約したいということで、ライアンエアーという格安の飛行機で片道わずか4,000円弱で、まずはエストニアの南に位置するラトビアまで向かいました。
その後、ラトビアの首都リガからバスに揺られること5時間、ようやく『タルトゥ』に着きました。

コンパクトな感じで、中心街にショッピングモールや劇場もあるまとまった街並みでした。
少し歩くと旧市街があり、かわいらしい素敵な建物が多かったです。

今回オーディションを受けに行ったヴァネムイネ劇場はこちらです。

こちらは大きい方のホールですが、小ホールもあり、オーディション前日はそちらでオペラを観ました。
白い美しい外観の劇場です。

オーディションですが、まずソロのオペラアリアを2曲歌い、次に9曲用意した合唱曲のうち数曲を歌い、その後面接という感じでした。
審査員はオーケストラの指揮者、合唱指揮者、ディレクターなど計5名いました。
結果はベルギーに帰ってきた後にメールで届いたのですが、なんと合格していました!
というわけで今年の9月からこの劇場のバリトン正規メンバーとして、働くことになりました。
ヨーロッパで歌手として定職を得ることを目標にしていたのでとても嬉しかったです。
また引っ越し等々色々準備も必要ですが、音楽院修了後の進路が決まってホッと一安心しております。
二つ目の国はチュニジアです。
実は元々バカンスはチュニジアにだけ旅行に行こうとしていたのですが、急遽エストニアのオーディションが決まったので飛行機など予定をずらしました。
ベルギーに住む友人ピアニストがチュニジア出身で、今回の目的は彼の故郷を訪れることでした。
チュニジアはアフリカ大陸のもっとも北に位置しており、ヨーロッパからも行きやすい国です。
チュニジアにはエストニアから直接行ったので、エストニアからプロペラ機で30分かけてフィンランド→飛行機で3時間かけてパリ→飛行機で2時間半でチュニジアという移動行程でした。
フィンランドからパリの方がちょっと長かったです。
さて初めて訪れるアフリカでもあるチュニジア、語り尽くせないほど魅力的な国でした!
まずは首都チュニスに行ったのですが、多くの人で賑わっており、日本語で「コンニチハ」と呼びかけてきて織物を紹介する店員さんや、

神技でその場で金皿に絵を掘る職人さん、

「店の屋上から街並みが一望できるよと」案内してくれた方、

など活気あふれる人々が生活していました。
他にも地中海を望む青と白を基調とする美しい観光地のシディ・ブ・サイドや、

カルタゴの古代遺跡も見てきました。

ご飯も美味しく、チュニジア風のクスクスをはじめ、色々な美食も堪能しました。

というわけで、オーディションの緊張から解放されて、友人のおかげでとても良い時間をチュニジアで過ごすことができました。
ちなみにピアニストの友人はこの夏に日本に来る予定で、東京でこのような演奏会も一緒にしますので、もしお時間あればお越しください。

というわけで9月からエストニアへの引っ越しも決まったので、「べるぎー物語」もラストスパートになるかと思います。
まだ音楽院の歌やオペラの試験、論文の口頭試問は残っているので、最後まで頑張ります。
それでは次回もどうぞお楽しみに!

