藝祭アートマーケット 噴水広場界隈に溢れる創造の泉

上野公園・噴水広場周辺の森に、学生たちの店がずらり。歩くだけで創造の熱が伝わる、年に一度の名物マーケットです。

藝大生の創造力フル稼働の店がいっぱい

絵画、版画、陶芸、写真、テキスタイル、ZINE、アクセサリーまで。作品だけでなく、ロゴや値付け、什器の高さ、接客まで工夫が行き届いていて、各ブースが“小さなブランド”として完成度高めです。

噴水広場にぎっしり出店

噴水を中心にぐるっと回遊しやすい導線。午前は見やすく、午後は来場者が増えて熱気アップ。会話が生まれやすく、作家の背景を直に聞けるのが最高の体験です。

3つの楽しみ方

気になる作品は早めに:一点物は午前中に動きがち。
作家に話を聞く:素材や意図がわかると愛着がぐっと増す。
持ち帰り準備:薄手ファイルや小さな緩衝材があると安心。

暑い中、似顔絵を描く藝大生たちの姿が!

“初期作品”に出会えるのもこの場ならでは。数年後に大きく羽ばたく前の一枚を、噴水広場で見つけてみてください!


東京文化デスク担当

ニューヨーク秋のアートシーズン開幕!世界最高峰のアートはしご酒!

青春してますか!!こんにちは、L一ノ瀬です。わたしは今も青春の真っ只中です!ここNYは東京とは異なり、とても過ごしやすい最高の天気です。

さて、ここでは2025年9月にニューヨークで開催された The Armory Show の様子と、そのスペシャルウィークに合わせた各オープニングレセプションの熱気をお伝えします。会場の歴史や「アーモリーウィーク」、さらには界隈のギャラリーを巡る最高に贅沢なはしご酒のレポートをお送りします。

会場の歴史:1913年の伝説からジャヴィッツへ

The Armory Show の名前は、1913年にニューヨークで開かれた国際展覧会に由来しています。当時の展覧会は、ヨーロッパ前衛美術(キュビスムやフォーヴィスムなど)を初めてアメリカに紹介し、美術史を大きく動かしました。

現在のアートフェア版 The Armory Show は1994年にスタート。当初はホテルの客室を展示会場として使うような実験的なイベントでした。その後、川沿いに会場を拡大。2021年からは、ニューヨーク・マンハッタンの巨大コンベンションセンター「Jacob K. Javits Center」で開催されています。

場内の入り口では、アメリカの公民権・移民政策を現代化させ、ニューヨークの国際性を後押ししたリベラル派共和党の代表格であったジャビッツが彫像として、今もこの会場を見守っていました。

さて、それでは会場の様子をご紹介いたします!


アートワールドにおける意義:秋の幕開けを告げるフェア

The Armory Show は今や「ニューヨーク秋のアートシーズンの開幕」を象徴するイベントです。2025年は30か国以上から230以上のギャラリーが参加。

会場のカフェではシャンパンも。それぞれがゆったりした個々のペースでラグジュアリーに鑑賞できます。

販売の現場では、数千〜数十万ドルの作品がずらりと並んでいました。ミュージアム収蔵レベルの作品から新進気鋭のギャラリー、作家とバラエティーに富む展示内容でした。若手から大御所までが集う“今の美術界を俯瞰できる場所”なのです!


9月のアートウィーク:街全体がアートフェスに

会場の外に目を移してみましょう!今年は、The Armory Show(9月5〜7日/VIPプレビューは4日)を中心に、数々のギャラリー・オープニングが一斉に重なりました。

中でもわたしのおすすめがチェルシーエリアから南に下ったトライベッカのエリア!

どこへ行っても人・人・人!!!

カナルストリート沿いのギャラリーが道路まで飛び出そうなくらいに人だかりができていました。ギャラリーのレセプションでこれまでに人がたくさん訪れた状態というのはわたしはみたことがありません。日本とは比べ物にならない、生活の奥底にまでづいた熱気ある文化としてアートが存在していることを肌で痛感しました。

このスペシャルウィークは、コレクター、美術館関係者、メディア、そしてアートファンが集まり、一年の市場動向を察知する重要なタイミングとなっています。

ニューヨークの街全体が“アートフェスティバル”のような空気に包まれるこの空気感。まさに、これこそがこの週の醍醐味です!!!わたしもギャラリーを巡る贅沢なハシゴ酒を堪能させていただきました。

皆様もぜひ、機会があればこのタイミングでいらしてください!


東京文化LC
L一ノ瀬

アートのことならなんでもおまかせ!
合同会社アート・カルチャー・カンパニー