【白耳義(べるぎー)物語 その12】

東京文化LCのL木村です。

7月末は南フランスのヴァントゥーにて行われたフェスティバルに出演しました。
こちらのフェスティバルに参加するのは今年で3回目でした。


これまでは最終日のコンサートの中で数曲歌うという感じでしたが、今回はビゼー作曲のオペラ「真珠採り」をフェスティバルのトリとして上演しました。

このフェスティバルでは毎年アントルショーという街の住民のご自宅に一週間ホームステイをさせていただいております。


アントルショーは多くの葡萄畑があり、中でもロゼワインが絶品です。



とても美しい場所で、日が暮れてきた時の光景は息を呑むほどです。


ホームステイ先のご自宅には南フランスらしくプールがあり、泳いだりプールサイドで日光浴もできました。



曇り空の多いベルギーでは太陽が貴重で、バカンスでは南フランスに行く方々が多いらしく、道中もベルギーナンバーの車が多かったです。

フェスティバルの初日はオープニングコンサートがあり、この日は出番がなかったので、自分も聴きに行きました。



3回目ともなると住民の方々にも知った顔が多く、再会を喜びました。


フェスティバル期間中は午前に歌のテクニックのレッスンとピアニストとのリハーサル、午後は「真珠採り」の部分的なレッスンという充実した毎日で、夜はコンサートを聴きに行ったりしました。


特に夏ならではの野外コンサートは、ロケーションも伴って素敵な体験でした。


時間がある時にはアントルショーの中心部にある教会付近でのんびりしたり、



毎年行っているこれまた雰囲気の良いカフェでアイスを食べたりしました。

毎日しっかりリハーサルをして迎えた最終日の本番は満席で、お客様にも大変喜んでいただけました。



オペラは準備するのは大変ですが、とてもやり甲斐があります。

というわけでベルギーでの生活も2年目に入ります。


音楽院は夏休み期間中ですが、リハーサルや次年度に向けての準備も始まり、これから忙しくなりそうです。


チャンスを掴めるように2年目もしっかりと頑張ります。

それでは次回もどうぞお楽しみに!

L木村雄太

声楽家