「昭和の名曲で盆踊り!」企画 実施報告(歴史ごみひろい&昭和レコード保全活動の話)

皆様お久しぶりです!東京文化ライオンズクラブ、
歴史文化探求班の鈴木慎平(盆踊りDJ鈴木)です:D

今回は先日静岡県の三島市で行わせていただいた「昭和の名曲盆踊り」の活動レポートです!
(文末にレコード文化保全の話や歴史ごみひろい、また静岡のラジオ局様への謝辞などがあります)

5/25(日)、静岡県三島市で開催された「この祭り、乱れ咲き」というイベントにて、「昭和の名曲で盆踊り」という企画を実施しました。このイベントは、昭和歌謡をテーマにした地域密着型の音楽イベントで、知人を介して出演依頼をいただいたことが登板のきっかけです。
この度もいつものように、株式会社「ヒストリンク」斎藤代表と協力しつつでイベント盛り上げを手伝わせていただきました。

【昭和歌謡 × 盆踊りという試み】
イベント全体のテーマが「昭和歌謡」であったことから、「盆踊り」という日本の伝統的な踊り文化と、昭和の名曲たちを掛け合わせることで、世代やジャンルを超えた“懐かしくて新しい”時間を創出できるのではないかと考えました。昭和という時代は約60年以上も続いており、その中には多様な音楽が存在します。そのため、どの年代の楽曲を選ぶかには非常に悩みましたが、最終的に以下の曲を使用しました。

1,タッチ
2,ひょっこりひょうたん島
3,ダンシング・ヒーロー
4,年下の男の子
5,お祭りマンボ
6,勝手にしやがれ
(※学園天国、ヤングマンは時間の都合で未実施)

【会場と演出の工夫】
会場は三島商工会議所の1階「さんしんみゅうくんホール」。踊りの振付については、参加者が無理なく楽しめるよう、難しすぎないことを意識しました。中には完全オリジナルの振り付けもあれば、既存の振りをアレンジしたものもあります。たとえば、「炭坑節」のような伝統的な盆踊りの型を少し改変すると、昭和歌謡とも驚くほど相性が良くなります。

【参加者の反応と印象的な場面】
当日は、会場に集まった多くの人たちが自然と踊りの輪に加わってくれました。ブース出展していた地元中学生やご年配の方々、さらには日大三島(国際関係学部)の学生さんや地域の飲食店関係者の皆さんまで、実に幅広い世代が一緒になって踊り、盛り上げてくれたのが印象的でした。
特に「勝手にしやがれ」の振付では、会場全体が手を左右に振る演出でひとつになり、空間全体が熱気に包まれた瞬間は忘れられません。

【実施を通して得たこと、今後の展望】
今回の企画にあたっては、昭和の音楽や時代背景についても改めて学び直す機会になり、楽曲に込められた文化的な深みや魅力を再発見することができました。今改めて聴いても古びない、むしろ今の時代だからこそ響くような名曲たちがたくさんあると実感しています。
イベント後には多くの方から「楽しかった」「またやってほしい」と大変ありがたい反響をいただきました。今回は30分という限られた時間でしたが、今後は2時間規模に拡大し、さらに多くの楽曲を取り入れた形で展開していきたいと考えています。

ちなみに今年は、昭和換算で「昭和100年」という節目の年でもあります。これをきっかけに、夏・秋にもさまざまな昭和の名曲で、引き続き地域の皆さんと一緒に盛り上がっていきたいと思います。

今や昭和の音楽は「シティポップ」として海外でも再発見・再評価され、今や国や世代を超えて愛される存在となりつつあります。
そんな音楽をみんなで踊りながら楽しめる機会を、これからも作っていけたらと思っています。
(例えば国際関係学部の学生のみなさんと一緒に、昭和の名曲のライナーノートを日英両言語で残す取り組みなども楽しいかもしれません)

‐‐‐‐‐‐‐以下、長めの余談です!‐‐‐‐‐‐‐‐‐

【余談①】同日開催で「東海道53次コスプレ歴史ごみひろい」企画の三島編も実施しました!
こちらは別途報告の記事があるためそちらに紹介を譲りますが、
「エンタメ×社会貢献」や「地域や世代を超えた新しい取り組み・繋がりの創出」の軸が共通しております。
実施した三島は古くから伊豆半島の中心地として栄え、
源頼朝や北条氏ゆかりの様々な逸話が残されております。
江戸時代には「東海道五十三次」の11番目の宿場として栄えたことを強調させてください。
富士山や箱根に近く、交通の要衝だったことから多くの旅人が行き交いました。宿場町らしい情緒ある街並みや水の流れも残っています。
この風光明媚の史跡旧跡の町で、皆様と一緒に様々な体験を作っていければなと考えております。

【余談②】「思い出の曲やレコードを語り継ぐ文化活動も行えたらなと」

「昭和の名曲で盆踊り」の企画は思わぬ好評をいただけました。
自分も元々歴史活動や古い曲を発掘するのが好きな人間ですが、
自分の趣味がここまで共感いただけるとは感慨深いものがありました。
あくまでゆるやかなペースで・イベントとのドッキングの話ではありますが、
「昭和の名曲の保全・思い出を語り合う会」などの活動も地域や若手の方と地道に行っていけたらなと思います。
これは曲だけでなくビデオ作品などでも同様の問題なのですが、
レコードからカセット、CD,パソコンデータと記録メディアが移り変わるたびに、前の媒体から次へと引き継がれず消えて行ってしまうコンテンツが数多くあります。
・「目に見えないものは残らない」
・「残らなかったものは存在自体がなかったことになってしまう」

↑人間の認知的にもこのようになってしまい、大変残念に思います。
前の時代の豊饒な文化を少しでも次世代に。
地域や世代を超えて文化保全・語り継ぎを行う活動は
微力ではありながらも少しでも流れを作っていければなと思っています。
またそのあたりもメルマガで記事化させていただくかもしれません。その際はよろしくお願いします。


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以上、盆踊りDJ鈴木の5月25日の三島活動レポートでした!

〇謝辞
先月から来月の期間にかけて、
歴史ごみひろい&盆踊り活動の告知を静岡県各地のラジオ局にて
ご挨拶に伺わせていただきました。ここに改めてお礼を申し上げます。

・エフエムぬまづ「COAST FM」様 (5/6 スタジオ出演)
・静岡放送SBSラジオ「IPPO」様(5/13 電話出演)
・エフエムみしま・かんなみ 「VOICE CUE」様(5/23 電話出演)

また5月28日にはヒストリンク代表斎藤氏と共に、
静岡大学地域連携推進課、ふらっとフォーム様に訪問させていただきます。
7/12浜松市のDJ盆踊り出演と合わせて、地域・世代を繋いだ文化歴史活動を行っていきますので、応援よろしくお願いいたします!

盆踊りDJ 鈴木慎平

東海道コスプレ歴史ごみひろい


お世話になります!ヒストリンク・歴史を楽しむ会グループの齊藤です。

東海道コスプレ歴史ごみひろい、と題して、4月から10月にかけて、主に東海道沿線の自治体で、コスプレしつつ史跡巡りをしながらゴミを拾う企画を行っております

4月は名古屋と汐留
5月は沼津、下田、三島

…と連続的に行い、大阪・関西万博のキャラクター・ミャクミャクや、葬送のフリーレンのキャラクター、メイドさんなどが登場し、ごみ拾いの地域を盛り上げております。


例えば、5月18日の下田編では第86回黒船祭執行会の会場である静岡県下田市の市街地で、ごみひろいをしました^_^

街中でパフォーマンスが繰り広げられるなか、ステージ会場近くのごみの出やすいところなどで、約1キロ超のごみを拾いました。

■展開する地域
東海道沿いの、東京、静岡、愛知、京都、大阪など各地域

コスプレ歴史ごみひろいへの参加をきっかけとして、それぞれの土地で「学生×社会人」がコラボした 社会貢献とエンタメの融合アクティビティが盛んになるよう、知識と技術の相互交流の実現をお手伝いしております!



開催構想地=名古屋市、浜松市、沼津市、静岡市、品川区、大阪市、京都市、横須賀市etcで25年4月から10月まで毎月1ー2回前後開催(大阪・関西万博は4月13日~10月13日開催)  
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https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/C10496
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6月開催は、14日の午前に富士市、午後に静岡市で開催予定。28日には、名古屋市の大須エリアで、地域のお祭り28祭りに合わせて実施!お気軽にお越しくださいませ♪

※写真は4-5月のコスプレ歴史ごみひろいより、ピックアップ
※公式Xアカウントできました
https://x.com/t53cosreki?s=21&t=ImeothugGCqt35k18MUrLw


引き続き歴史を活用したイベントや社会活動も展開してまいります。

よろしくお願いします。


ヒストリンク・歴史を楽しむ会グループの齊藤

【白耳義(べるぎー)物語 その9】


東京文化LCのL木村です。

この一ヶ月は色々なコンサートに出演しました。
その合間で音楽史や法律などの音楽院の後期試験も始まり(今のところ、どの試験もなんとか無事に合格しています!)、なかなか忙しい日々を送っています。

まずは4月20日、リエージュの文化センターにて、アペリティフ・コンサートに出演しました。
以前も出演したシリーズで、今回はビゼーのオペラ「真珠採り」の抜粋を歌いました。
セイロン島の漁師たちのお話で、自分はテノール歌手と共に、有名な二重唱「神殿の奥深くで」を歌いました。

この二重唱は、かつて一人の美しい女性を巡って争ったナディールとズルガという漁師が再会し、過去のことは水に流して友情を誓い合うシーンです。
7月には南フランスのフェスティバル、8月はベルギー・マルメディのフェスティバルにて、同じメンバーでほぼ全幕を上演するので楽しみです。

また、5月9日・11日はフォーレ《レクイエム》のバリトンソロを歌いました。
5月9日はリエージュから近い街、ビゼの教会で、


5月11日はベルギーのドイツ語圏、ユーペンの教会での公演でした。


フォーレのレクイエムは、数あるレクイエムの中でも一番好きな曲で、バリトンソロを務められてとても嬉しかったです。
特にビザでの公演は、レクイエムの演奏開始が21時過ぎだったこともあり、教会のステンドグラスから差し込む光が徐々に陰っていく光景が印象的でした。
自分の歌った「Libera me」でのソロの模様をお届けします。
是非お聴きください。
https://x.com/yutakimkim810/status/1921641335703887902?s=46&t=lp2iioeg2IBjNtydIEdCeg

そして、5月14日から18日は「ナミュール室内合唱団」のメンデルスゾーン「ワルプルギスの最初の夜」のプロジェクトに参加しました。
ナミュール室内合唱団のコンサートにメンバーとして出演するのは昨年10月のベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」、今年2月のマーラー「復活」のプロジェクトに引き続き三回目です。

今回の日程は
5/14: ベルギー・ナミュールでリハーサル
5/15:パリでリハーサル
5/16:パリでリハーサル
5/17:ベルギー・ナミュールでコンサート
5/18:フランス・トゥルコアンでコンサート
というハードなスケジュールでした。

今回共演したオーケストラ「オケ、レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ」がパリを中心に活動しているため、リハーサルは運良くパリで行われました。(自分は今回が初パリでした!)

初めてのパリ北駅に興奮し、



セーヌ川沿いの特徴的な建物、「ラ・セーヌ・ミュージカル」で充実したリハーサルが行われ、


リハーサルの合間にはラ・セーヌ・ミュージカル内のレストランで、セーヌ川に臨んだテラスで美味しいランチを食べるという良い時間を過ごしました。

今回のプログラムは前半が有名なメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、後半が自分たちが参加する「ワルプルギスの最初の夜」というオール・メンデルスゾーンプログラムで、特にワルプルギスの方は初めて聴く曲でしたが、濃密な素晴らしい音楽でした。

ナミュールの方はグラン・マネージュというモダンなホールで、舞台後ろには月が投射されていました。

トゥルコアンはレーモン・ドゥヴォス市立劇場という歴史を感じさせるホールでした。

ナミュールでのコンサートの写真には自分もバッチリ写っています。

このワルプルギスのプロジェクトは来月にスイス・ジュネーブでのコンサートが予定されています。
ジュネーブも初で、コンサート前日入りなので観光も楽しみたいです。

最近は自分の住んでいる街、リエージュにトラム(路面電車)が走り始めました。


10年近く工事をしてて、待ちに待った運行開始とのことです。
リエージュの駅やオペラ劇場にグッとアクセスがしやすくなりました。


それでは次回もどうぞお楽しみに!

東京文化 L木村