【白耳義(べるぎー)物語 その7】

東京文化LCのL木村です。

この1ヶ月はいくつかのコンサートに出演しました。
まずはリエージュフィルハーモニーのマーラー作曲「交響曲第2番”復活”」に合唱として出演しました。


この曲は全5楽章で、大編成のオーケストラに第4楽章にはアルト歌手のソロ、第5楽章にはソプラノ歌手・アルト歌手のソロに加えて合唱を伴うスケールの大きな作品です。

リハーサルは自分の住んでいるリエージュから電車で50分ほどのナミュールで行われました。

本番は三日間あり、一日目はナミュール、二・三日間目はリエージュでの公演です。
初日のリハーサル会場はナミュールの実際のコンサートホールでした。

そしてリハーサル二日目はオーケストラ合わせで、こちらはリエージュフィルハーモニーのホールで行われました。
ステージから客席を見るのは今回で二回目ですが、やはり圧倒されます。

本番は三公演とも満席で、出演者なのでステージの上という特等席でオーケストラが聴けるのはとても楽しかったです。
こちらはナミュールの公演の時の写真です

また、リエージュフィルハーモニーのホールの外観も載せておきます。

この間は毎月第三日曜日に行われている「アペリティフ・コンサート」に出演しました。


こちらは色々なアーティストの演奏を楽しむことができ、終演後にはお客様にお酒が振る舞われます。
今回はビゼー作曲のオペラ「真珠採り」のアリアや、日本歌曲の瀧廉太郎作曲「荒城の月」、小林秀雄作曲「落葉松」を歌いました。
日本歌曲はやはり歌詞が分かった方が良いだろうと思い、自分でフランス語版の対訳を作成し、司会の方に読んでもらいました。
終演後、「落葉松がとても好きだった」、「訳があったから分かりやすかった」と色んな方に話しかけていただき、日本の歌の魅力をお伝えできたようで嬉しかったです。


来月はこのアペリティフ・コンサートにこの夏にフランスの音楽祭で「真珠採り」を歌うメンバーで出演する予定です。

そしてこのメルマガを書いている日のちょうど前日は音楽院の声楽科のコンサートでした。
スペイン人の美声のソプラノの友人と、ヴェルディ作曲の「椿姫」の二重唱を歌いました。


こちらに抜粋した演奏をあげていますので、よければ是非お聴きください。
https://x.com/yutakimkim810/status/1902491179142488113?s=46&t=lp2iioeg2IBjNtydIEdCeg

この間、リエージュのオペラ座に勤めている歌手の方に声を聴いていただく機会があり、気に入っていただけたようで、今度オペラ座の合唱指揮者の方とのオーディションを設けていただけるそうです。
上手くいけばまた仕事に繋がるかもしれません。
どんどん色んな場で挑戦していきたいと思います。
次回もどうぞお楽しみに!

p.s.
ベルギーといえばやはりビールとフリット(フライドポテト)!
マーラーのリハーサルの後、これらでエネルギーを補給しました。

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