NYまち歩き紀行「ようこそタイムズスクエアへ 夢が輝き、財布が泣く場所」

初めてニューヨークの地を踏んだとき、まず最初に訪れたいと思った場所がありました。
それが、世界的に有名なタイムズスクエアです。

そのネオン輝く街に足を踏み入れた瞬間、私は圧倒されました。巨大な電子広告が眩しく光り、人々の活気があふれ、街全体が電流のようなエネルギーに包まれている。 ここが、まさに世界の中心なのだと実感しました。

しかし、私は早速初心者ならではのミスを犯してしまいます。

それは、路上の売店でコカ・コーラを購入したことでした。

そのお値段、なんと4ドル。

日本なら150円程度で手に入るものが、この街では600円!何倍もの価格です。

財布には痛手でしたが、私は思わず笑ってしまいました。「ああ、これがニューヨークなのだ」と。

ここは夢が生まれるコンクリートジャングルであり、同時に財布が厳しく試される街でもあるのです。まさに、ニューヨーク流の洗礼を受けた瞬間でした。

しかし、タイムズスクエアは単に高額なコーラや華やかな広告に満ちた場所ではありません。
ここは世界の交差点とも呼ばれる、地球上のさまざまな文化が集う特別な空間。


ウォーカブルな都市(歩きやすい街づくり)に関心を持つ私にとって、この場所の仕組みを実際に見ることは重要でした。


溢れかえる歩行者、人混みの中で交錯する観光客や通勤者、街角でパフォーマンスをするアーティストたち。一見すると混沌としているようですが、そこには計算された都市デザインの妙がありました。

そんな景色の中で、ふと目に入ったのがダフィー神父の像です。フランシス・P・ダフィー――第一次世界大戦で負傷兵を救助し、米陸軍史上最多の勲章を受けた聖職者。彼は今、目の前に広がるこの光景を見て何を思うのでしょうか?

尽きることのない消費社会の象徴としてのタイムズスクエアに驚くでしょうか?

それとも、ここに集う多様な人々の姿を見て、夢と自由が交差する街の美しさを感じるでしょうか?

そんなことを考えていたとき、ふと耳に入ってきたのは「Empire State of Mind」。




この曲です。ニューヨークではどんなことでも可能に思えてしまう、まるで魔法のような楽曲。この音楽が流れていると、自分もこの街で何かを成し遂げられるのではないかと錯覚してしまうほどです。

…待てよ、もしかして私、ラッパーになれるのでは?

そうだ、挑戦するしかない。

「In New York, concrete jungle where dreams are made of…」

日の丸を背負って頑張るしかない!!!

L一ノ瀬

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合同会社アート・カルチャー・カンパニー
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