【白耳義(べるぎー)物語 その6】

東京文化LCのL木村です。


1ヶ月の音楽院の試験期間が終わり、ひとまずホッとしております。

自分の通っているリエージュのみならず、ブリュッセルなど他の音楽院も1月はちょうど試験期間で、習っている先生のご縁からブリュッセル王立音楽院の伴奏法の試験のお手伝いのため歌いに行ってきました。


ブリュッセルの音楽院も歴史を感じる趣のある建物でした。


ちなみに首都のブリュッセルには沢山の店があり、中にはおなじみのこんな洋服屋もあります。


店内のレイアウトも同じで、なんだか日本にいる気分になりました。

さて試験期間も終わってひと段落のため、一泊二日でオランダのデン・ハーグに行ってきました。


メインの目的はバッハ・コレギウム・ジャパンの海外ツアーを聴きに行くためです。

以前、リエージュでのコンサートを聴きにいらっしゃっていたオランダにお住まいの日本人の方と知り合いになり、今回お誘いを受けて伺いました。

リエージュからデン・ハーグまで電車で3時間半なので、小旅行にちょうどぴったりの距離です。

一日目はハーグ王立音楽院を見学させていただき、そして夜にバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートを聴きました。

デン・ハーグの音楽院の校舎はとても新しく近代的で、さすが中世西洋音楽やルネサンス音楽、バロック音楽などの古楽の盛んなオランダなだけあって、貴重な古楽器が置かれている部屋が多くありました。



夜のコンサートの会場はハーグの音楽院と同じ建物内にあり、こちらもとても綺麗なホールでした。


ヨーロッパでもよく知られているバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートのため、この後ホールは満席の大盛況となりました。


コンサートのメンバーには自分が藝大在学時代にお世話になった先輩方も多く参加されており、コンサート後には懐かしの皆様と再会できてとても良い時間でした。

二日目はデン・ハーグを観光しました。

オランダは自転車文化で、自転車のための道もしっかりと舗装されてなだらかなので、レンタルサイクルで街を巡りました。


まずはフェルメールの絵画、「真珠の耳飾りの少女」で有名なマウリッツハイス美術館に行きました。



建物自体が美しい作品のような素敵な美術館で、お目当てのフェルメールの絵画もしっかり見てきました。


その後はハーグ王立音楽院の学生のコンサートを聴いたり、スヘフェニンゲンという特徴的な名前の長い砂浜のあるリゾート地を見たりとデン・ハーグを満喫できました。



ちなみにデン・ハーグは中華街があり、美味しい中華料理店も多く、最近アジア料理を欲していたので迷わず夜ご飯の場所に選びました。



帰り際のデン・ハーグの街並みと夕焼けは絵本のような景色でした。

オランダはベルギーの隣の国で行きやすく、そして魅力に溢れていました。

今度はアムステルダムにも行ってみたいです。


音楽院は後期もスタートしたので、今回の旅行をエネルギーにまた頑張ります。

次回もどうぞお楽しみに!

L木村
声楽家

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