白耳義物語 その4

東京文化LCのL木村です。


12月になりクリスマスマーケットも始まり、いよいよ今年も残りわずかになってきました。
生きていれば色々ある、ということでまずは最近起こった事件についてお話します。

先週、よく行く学生用スーパーに並んでいました。学生には助かる、安価な品物が取り揃えられているお店で、月水金曜日の17時から19時のみ開いているのですが、人気なためいつも開店待ちの列ができています。その日は珍しく列もなく、みんなまばらな感じで店の前にいたので、自分もリュックを背負って開店を待っていました。


そして店が開き、店内に入ってふとスマホを見ると「クレジットカード利用のお知らせ」というメールが届いていました。

今クレジットカードを使っていないからおかしいなと思い、メールを開くと学生用スーパーからそう離れていないところの店名が書かれていました。

咄嗟にリュックを見ると、チャックが開いている、そして財布がない!!

なんと財布は並んでいる間に盗られていたのです。

すぐさまクレジットカードの利用停止手続きを行い、メールに記載されている店まで走って行きましたが時すでに遅し。

店員に聞いても不審な人物は見かけていないとのことで警察署に行きました。

パスポートは無事だったのですが、財布には現金、キャッシュ・クレジットカードの他、最近ようやく手に入れたベルギーの滞在許可証も入っており、あれだけ苦労して手に入れたのに…とうなだれていましたが、警察官はとても良い人で(事情を話した後、日本に友達がいて浅草で寿司屋をやっているよ、と談笑しました)、また滞在許可証も警察署でもらった書類を市役所に出したら10日間くらいで再発行できるとのことで、財布を盗られた翌日の朝早くに市役所に行きました。

市役所の担当の人も以前の手続きの際にお会いしており、お気の毒に…という感じでスムーズに書類を受け付けていただけました。

ベルギー生活にもだいぶ慣れてきたため、油断していたなと反省ですが、幸いなことに被害額はそこまで大きくなく、そして皮肉にも警察官や市役所の方とのやり取りで、ベルギーに来た当初よりもフランス語が話せるようになっているな…と感じました。

というわけでこの一週間は大変でしたが、もちろんここ最近も楽しいこともありました。
まずはクリスマスマーケットです。


11月下旬からリエージュのオペラ座付近に華やかなクリスマスの店が並びます。


色々美味しそうな食べ物の屋台がありますが、なかにはこんなユニークなものもあります。


そしてこのクリスマスマーケットの名物は「ヴァンショー」というホットワインです。


このところとても寒いベルギーですが、そんな中飲むヴァンショーは心も体も暖めてくれます。

そしてこの記事を書いている前日は音楽院の声楽科のコンサートがありました。



自分はメンデルスゾーンの作曲した「エリア」という作品の中のソロ曲や、コール・ポーターという作曲家のミュージカルからデュエット、ほかにもアンサンブルも歌いました。


コンサートの最後には声楽科の先生も合わせて全員で「We Wish You a Merry Christmas」などのクリスマスキャロルを合唱しました。
こちらは声楽科の友達や、舞台演技の授業の先生との写真です。


さてメルマガでこの記事が配信されるのは1月ですので、皆様今年もどうぞよろしくお願いします!


この一年が皆様にとって良い年になるようにお祈りしております。


次回もどうぞお楽しみに!

p.s.
最近わが家のすぐそばでよく見かける猫の写真を載せておきます。
毛並みも良くて上品な猫です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です