パンダに会えずとも楽しい上野動物園!

東京文化LCのL一ノ瀬です!

上野を歩けば、ここ最近はシンシンとリーリーの返還の話で持ちきりです。

日本を去る前に最後に一目見ようとやってきました上野動物園!まず最初に目に入るのはパンダ舎への長い行列。

ゴールデンウィーク明けに奇跡的に空いていた10分待ちは遠い過去です。実に3時間待ち。秋晴れの中とはいえ、まだまだこの日は暑く、泣く泣く断念しました。会えるうちに会っておいた方がいいのは人も動物も一緒ですね。

もちろんパンダを見たかったのですが、その行列の長さには驚きました。何時間も並ぶことを考えると、今回は少し計画を変更して他の動物たちを見に行くことにしました。

最初に向かったのは、動物園の定番であるキリンのエリア。キリンの優雅な姿は、どこか夢の中の生き物のようで、首を長く伸ばして木の葉を器用に食べる姿に魅了されました。彼らの目ってなんでそんなに優しいんでしょう!その巨大な体とゆったりとした動きに癒されます。子どもたちがキリンの身長の高さに驚いて声を上げている様子を見ていると、自然と笑みがこぼれました。

ちょうど行った時には柵で区切られているキリン同士が首を伸ばして、何やらヒソヒソ話をしていました!何を話していたのでしょうか?想像力が膨らみます。

その後は、キリン舎から近くの小獣館へ足を運びました。ここでは、小さな哺乳類たちが活発に動き回る姿を見ることができ、特に夜行性の生き物たちが人気です。

徐々に暗くなっていくのはお化け屋敷のようで大人もワクワクしてきます。まるで忍者のように素早く木々を駆け抜ける動物たちは、見ているだけで時間を忘れてしまうほどです。よく目を凝らさないと本当に見えない暗さの中、小さな体で活発に動き回る動物たちの姿は、パンダとはまた違った魅力があります。

このコーナーの注目ポイントでまるマヌルネコは、ぐったり寝ていて背中を見せるだけでした。

そんな中、暗い中素早く動き回っていた動物とは一転して、お尻を合わせてのんびりしている小獣類にのほほんとさせていただきました。お尻をくっつけてあったまっているのでしょうか?う〜、癒される。

最後に立ち寄ったのは、園内の博物館のエピオルニスの卵の彫像です。エピオルニスは、かつて存在していた巨大な鳥で、その卵の大きさは驚異的です。

その彫像に触れると、自分の手がすっぽりと隠れるほどの大きさに圧倒されます。まさに「昔の地球にはこんな巨大な生き物がいたんだな」と感慨深い気持ちになります。卵焼き何人分が作れるのでしょう!?

今回はシンシンとリーリーに会えなかったものの、他の動物たちとの出会いで十分に満足できました!上野動物園は、パンダだけでなく、さまざまな魅力が詰まった場所です。

次回こそは、長い行列にもめげず、パンダに会いたいと思います!キリンや小さな哺乳類たち以外にもフラミンゴやハシビロコウなどの愛らしい姿を思い返して、また足を運びたくなることでしょう!!

L一ノ瀬

最近流行りの歴史系アニメ&映画 ー八犬伝ー

今回も、最近流行りの歴史系アニメや映画を取り上げます。
ー八犬伝ー
曲亭馬琴が書いた、一大大河歴史小説。房総を治めていた里見の姫が、非業の死を遂げ、8人の犬の魂を持つ「八剣士」が、ラスボス・玉梓を倒すたびに旅をしながら、お互い出会っていくストーリー。

これまでも、薬師丸ひろ子主演などで八犬伝は映画化・ドラマ化されましたが、今回の八犬伝は作者の馬琴や親友の葛飾北斎にもかなり光を当てているのが特徴的。創作の背景が分かります。
今日の東京にもつながる、当時の江戸の文化や風俗も窺える作品です。
馬琴の創作への執念や思想が、否が応にも鑑賞者に訴えかけます🔥

10月25日より全国公開!

【参考】八犬伝公式サイト
https://www.hakkenden.jp/

なお、TVアニメ「逃げ上手の若君」(逃げ若)は、この夏のアニメでNo.1作品ともいわれるヒット作。オープニング曲動画などの関連動画は660万再生を記録し、ネットニュースなどでも話題になっております。

地元マスコミや商工会議所などに後援をいただき、逃げ若とのコラボパネル展もある南北朝フェスも開催します^_^


【参考】
南北朝時代の日本最大級!歴史イベント 第3回南北朝フェスin諏訪
2024年10月5-6日(土・日)@諏訪市・すわっチャオ(5日)、伊久美(6日)
https://nanbokucho.com/outline/
☆1日目申込
https://peatix.com/event/4021957
☆2日目申込
https://peatix.com/event/4024118

ヒストリンク・歴史を楽しむ会グループ 齊藤太一(NB)

【白耳義物語 その1】

東京文化LCのL木村です。
皆様「白耳義」は漢字でどこの国を表しているかご存知でしょうか。
正解は「ベルギー」で、漢字一文字だと「白」と略されます。
自分は7月にベルギーに渡航し、8月に一旦ビザ取得のため日本に一時帰国、そして先々週から本格的にベルギーでの生活がスタートしました。
そういったわけで、このメルマガのタイトルは「白耳義(ベルギー)物語」にしました。

ベルギーに何をしに来ているかといえば、音楽院への留学です。
ベルギーの南東、ドイツに近い「リエージュ」というムーズ川に臨む街にある「リエージュ王立音楽院」の声楽科修士課程の入試に合格し、そして9月から学生生活が始まりました。


(写真①リエージュの風景)

ベルギーといえば皆様はどのようなイメージをお持ちですか。
なんといってもチョコレートやビールがまず思い浮かびますが、実際にベルギーで食べるチョコレートアイスはびっくりするほど美味しいですし、ビールは安価で様々な種類があります。


(写真②チョコレートアイス、写真③ベルギービール)

他にもベルギーの首都、ブリュッセルにはEUの本部があったり、ベルギーの隣国であるオランダ(ネーデルランド)とルクセンブルクを合わせてベネルクス三国といったり、地理の面でもヨーロッパの中心あたりに位置します。
観光地としては運河の街、ブルージュや、大学や「神秘の子羊」で有名な古都、ゲント(ヘント)などがあります。


(写真④ブルージュにあるミケランジェロ作の聖母子像、写真⑤ゲントのフランドル伯居城)

さて、音楽留学というとウィーンやドイツ、またはフランスや、オペラを学ぶならイタリアなどが一般的だと思いますが、どうしてベルギーを選んだのか、というところを今回はお話します。
まず一つ目の理由としては言語です。
よく色んな方から「ベルギー語ってあるの?」と質問されますが、ベルギーの公用語はオランダ(フラマン)語、フランス語、ドイツ語の3カ国語です。
北の方はオランダ語圏、南はフランス語圏、そしてドイツに面した一部地域ではドイツ語が話されます。
首都ブリュッセルではオランダ、フランス語の二言語で看板など表記されています。
自分の住むリエージュはフランス語圏です。
自分はフランス語のオペラや歌曲作品が好きで、フランス語圏に留学したいという思いがありました。
ではどうしてフランスではないのか、というのが二つ目の理由、ベルギーの地理に関係しています。
ベルギーは北はオランダ、東はドイツにルクセンブルク、南はフランスと色々な国に囲まれています。
EUはシェンゲン協定により加盟国間の移動は自由ですし、ヨーロッパの中心に位置し、国土面積が九州くらいの国であるベルギーからは、どこへでも比較的移動がしやすいです。
この夏もライアンエアーというLCCでマルセイユとベルリンに行ってきました。


(写真⑥ライアンエアー、写真⑦マルセイユのビーチ、写真⑧ベルリンフィルの建物)
ヨーロッパのどこへでもオーディションやコンクールを受けに行きやすく、色んなところを訪れたい自分にとってはベルギーはうってつけの国です。
昨日も声楽のレッスンを受けに、お隣のルクセンブルクまで行ってきました。
リエージュから電車で二時間半くらいです。

(写真⑨城壁に囲まれたルクセンブルクの街並み)
そんな二つの理由から、ベルギーに音楽院留学を決めました。

今週からいよいよ音楽院も始まり、少しずつレッスンや授業(フランス語での哲学や法律の授業まであります…。)のミーティングも行われています。
来月は音楽院のことをお話いたします。
次回もどうぞお楽しみに!